建設業がブラックすぎて辛くて辞めたい!けど切り出せない人へのおすすめの退職方法

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建設業は「食いっぱぐれない」や「高給取り」といったイメージがありますが、その仕事現場はブラックであることでも有名です。

建設業に携わっていて、その職業がブラックだと感じて「辞めたい」と思ってもなかなか切り出せない…と悩んでいたら、是非この記事を読んでみてください。
ブラックな理由や辞められない理由、おすすめの退職方法をお教えします。

建設業がブラックな理由3選

まず、なぜ建設業はブラックだと言われているのでしょうか。
もちろん建設業の中にもホワイトな企業もあります。しかし、どうしても建設業という特性からブラックになりやすい特徴があるのです。

1.長時間労働なのに残業代がつかない

建設業は、とにかく期日(スケジュール)との戦いです。
期日までに作業を完了させなければならないため、間に合わせるために1日の仕事量がどんどん増えていきます。

すると、当然長時間労働となり、残業が多くなるのですが、残業時間の上限が厳しくなったため、タイムカードを早々に押して退勤したということにして、そこから先は「サービス残業」扱いとしてしまう企業も少なくありません。
仕事をしなければ期日に間に合わないため、労働者も拒否することができず、結局残業代がつかない中働かなければならなくなってしまうのです。

また、企業によっては「裁量労働制」という、そもそも残業代がつかないような給与システムを取り入れているところもあり、明らかに定時内に完了できないような仕事量を押し付けて「力不足だ」と言い残業代を一切支払わないというケースもあります。

2.休日が少ない上に休日出勤も多い

長時間労働と類似していますが、とにかく期日に追われる建設業は、休日も返上して働きに出なければならないことがよくあります。

もともと週休2日も確保できない職場が多く、週に1日程度しか休みが取れない状況にあるのに、更にその貴重な1日の休みも潰されてしまうことが日常茶飯事なのです。

3.精神論をかかげる上司が多い

建設現場には職人気質な頑固者が多い傾向にあり、何かと「根性論」や「精神論」を振りかざしてくる傾向にあります。

中には人情味厚く人望を集めているような方も勿論いますが、業界の特性として、ひと癖もふた癖もある上司が多くなりがちなのです。
現代においては、ともすればパワハラとされてしまうような事案も発生しているため、ブラックと言われてしまっています。

ブラックな職場になりがちな建設業の闇

建設業界は、全てがブラックというわけではありませんが、ブラックになりがちな特徴をもっています。

前述の通り、期日(納期)に追われる仕事であるため、仕事が終わるまでは働き続けなければならず、是が非でも期日までに作業を終わらせなければなりません。
それゆえ、長時間労働や休日返上出勤が日常化してしまっているのです。

また、最近は深刻な人手不足にも悩まされている建設業界では、足りない人手を、従事している労働者の仕事量を増やすことでカバーしようとする現象が起きています。

建設業は賃金だけ見ると決して低くなく、「高給取り」や「安定した収入」というイメージが強いですが、仕事量や仕事内容と照らし合わせると「割に合わない」と感じる人が多い傾向にあります。

辞めたいのに切り出せない理由4選

建設業を辞めたいのに退職の意向を切り出せないのはなぜか、その理由を紐解いていきましょう。

1.人手不足で迷惑がかかるから

人手が足りずバタバタしている職場では「自分が抜けたらみんなに負担がかかってしまう」と気を遣い、なかなか辞めたいと切り出せない人が多いです。

2.この仕事が終わったら…を繰り返してしまう

「自分が受け持っている案件は最後までしっかりとやり遂げてから辞めよう」と決意しても、その案件が終わるとすぐに、あるいは終わる前から、次の案件の話が出てしまうため、「次が終わったら…」「その次が終わったら…」とズルズルと繰り返して辞められないという負のスパイラルに陥ることになってしまいます。

3.他でやっていけるのか不安に思う

建設業は収入面だけで見ると、決して低くなく、それゆえに他業種、他業界への転職にハードルを感じる人が多い傾向にあります。
建設業以外の業界でやっていけるのか…もっと給料が下がってしまったら大丈夫なのか…と不安に思い、なかなか退職の一歩が踏み出せないという方は少なくありません。

4.忙しすぎて退職したいと切り出すタイミングが取れない

毎日納期に追われて忙しく仕事をしていると、退職を切り出すタイミングを見つけることが難しくなります。
目まぐるしく日々の業務をこなしているだけで、じっくりと退職について考える余裕もなく、周りの人や上司も常に忙しいため切り出すこともできず、「辞めたい」と思いながらも具体的な行動に移せないのです。

辞めたいと切り出せない時に力になってくれるのは退職代行

建設業が辛くて辞めたいのに、自分では切り出せずに困っているならば、退職代行の利用をおすすめします。

退職代行は、依頼者に代わって職場に退職したいという意向を伝えてくれるサービスです。
他にも、退職届の提出方法など、退職が完了するまでのサポートも任せられます。
民間の業者であれば3万円前後で依頼することができて、その確実性から近年急速に需要が高まっています。

退職代行をおすすめする4つの理由

建設業を辞めたいけれど切り出せない時に退職代行をおすすめする理由は、主に以下の4つです。

1.即日で辞められる

退職代行を利用すると、退職の意向を伝えてもらった日から職場へ行かなくて良くなります。
厳密には、法律で「退職の意向を伝えた2週間後に退職できる」と定められているため、2週間は在籍することになるのですが、有給を消化したり、欠勤扱いにしてもらったりして、職場に出勤しないまま退職することができるのです。

個人で「辞めたい」と申し出ても、交渉次第で翌日から出勤しないで辞めるということは実現できなくもないですが、自力で交渉するとなるとかなりハードルが上がります。

2.出勤することなく辞められる

退職代行に依頼すれば、依頼者本人は一切出勤せず、そして、会社の人と連絡を取らずに退職できます。
会社から直接連絡があった時には退職代行スタッフにそのことを伝えて折り返してもらうように言えば対応してくれます。

上司と会いたくない、出勤したくない、という方にはピッタリのサービスです。

3.業者によっては未払い残業代の交渉なども可能

建設業のブラックな一面として「残業代が出ない」といった点を挙げましたが、業者によっては未払い賃金や、未払いの残業代を支払うよう交渉してくれるところもあります。
ただし、弁護士が直接退職代行をおこなうサービスであったり、ユニオンが退職代行をするサービスであったり、交渉をするためにはある一定の条件を満たさなければならないため、事前に必ず相談して対応してもらえるかどうか確認しましょう。

4.転職先のサポートが手厚い業者も

これも業者によりますが、中には転職先のサポートをしてくれる退職代行業者もあります。
転職サポートがあれば、次の就職先が決まっていない中でも安心して辞められますし、緊急性の高い退職などでも不安を軽減して依頼することができます。

心身を病んでしまう前に「ヤバイ」と思ったら行動するのが大切

ブラックな職場で働いていると、自分でも気づかないうちにどんどん心身を病んでいきます。うつ病やパニック障害など、精神的に病んでしまうこともあれば、自律神経失調症や円形脱毛症など体が悲鳴を上げることもあります。

心身を病んでしまうと、正常な判断力を失ったり、人生に絶望して最悪の道を選んでしまったり…という恐れが出てきます。
このような状態まで追い込まれる前に、ヤバイと思ったら行動することが大切です。

自力で辞められなくても、退職代行を頼れば全て任せることができるので、もし悩みを抱えていたら、まずは問い合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 建設業界は納期に厳しくサービス残業が多く、長時間労働や休日返上出勤が日常化している
  • 建設業界では足りない人手を従事している労働者の仕事量を増やすことでカバーしようとする現象が発生している
  • 建設業が辛くて辞めたいのに自分では切り出せずに困っているならば退職代行の利用がおすすめ