仕事辞めたい病かも…克服方法のまとめ

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仕事行きたくない…
会社行きたくない…
仕事のことを考えるとお腹が痛くなってくる…
日曜日の夜は本当に憂鬱……
通勤中も「あ~嫌だなぁ…辞めたいなぁ…」とずっと思ってしまって、仕事がちっとも楽しくない…

こんな風に、しょっちゅう仕事を辞めたいと考えてしまうという経験をしたことはありますか?
もし、この記事を読んでいるあなたが、今現在こんな感情に囚われていたら、それは「仕事辞めたい病」かもしれません。

仕事辞めたい病とは?

「仕事辞めたい病」とは、正式な病名ではなく造語のようなものですが、要するに「仕事を辞めたくて辞めたくて仕方がない」という強い想いに囚われてしまっている状態です。

何をやっていても仕事のことを考えて憂鬱になってしまう、プライベートと仕事の躁鬱ギャップがすさまじい、など、とにかく仕事が嫌!!という感情に支配されている状態ですね。

8時間労働として、1日の実に3分の1もの時間を仕事に割いている私たちにとって「仕事辞めたい病」は深刻な影響をもたらします。
仕事中ではない日常生活にまで浸食してくると、きちんと病名のつく「うつ」を発症しかねない危険な症状ですので、もし「自分、仕事辞めたい病かも…」と思ったらこの記事を読んで克服を試みてください。

仕事を辞めたくなる理由トップ3

まず、仕事を辞めたくなる理由について解説していきます。
人が仕事を辞めたい理由は様々ですが、集約すると大きく3つに分類できます。これが仕事を辞めたくなる理由トップ3です。

1.人間関係

最も多い「仕事を辞めたい」理由は、人間関係です。
一口に人間関係と言っても、その内容は様々です。

  • 嫌味を言う先輩がいる
  • 同僚に陰口を叩かれる
  • いじめや嫌がらせがある
  • パワハラされた
  • セクハラされた
  • 上司が何を言っているのか理解できず気が狂いそう
  • 妙な「派閥」があって社内がギクシャクしている
  • 社内恋愛の三角関係に巻き込まれた

などなど、挙げればキリがありません。

この中でも、いじめ、パワハラ、セクハラに関しては、訴えれば慰謝料をもらえる可能性がありますし、こういったことを「克服」する必要は全く無いため、スパッと辞めましょう。もしくは加害者を辞めさせるか別部署に飛ばしましょう。いじめ、パワハラ、セクハラがあった場合には、社内に相談窓口があれば必ず相談し、なければ組合や労基に相談します。

泣き寝入りするのはおすすめしませんが、もし面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だ、ということであれば、さっさと自分の方が退職してしまうのもアリです。

いじめ、パワハラ、セクハラ以外の人間関係トラブルに関しては、克服できる場合もあるので、努力できそうならば努力してみる価値はあるかもしれません。

2.待遇・労働条件

人間関係に次いで多い「辞めたい」理由は、待遇や労働条件についての不満です。

  • 給料が低い
  • 残業が多い
  • 残業代が出ない
  • 休日出社が多い
  • ボーナスが出ない
  • 交通費が出ない
  • 福利厚生が無い(あるいは少ない)
  • シフト制が向いていない(夜勤とかムリ)
  • 労働環境が悪い(温度的なもの、臭いや騒音など)

この他にも、まだまだ沢山あります。
待遇や労働条件については、「聞いていたのと違った!!」という場合にのみ、交渉の余地がありますが、聞いていた通りのものだった場合は自分の力だけで変えていくのはなかなか難しいのが現実です。

3.仕事内容

最後は、仕事内容についての不満です。

  • やりがいを感じられない
  • ルーチンワークがつまらない
  • 電話営業が嫌だ
  • 人前に出て授業するのが毎回緊張する(塾講師など)
  • 体力的にしんどい

など、業務内容そのものに対する不満やネガティブな感情が「辞めたい」という気持ちを引き起こします。

仕事内容については、ハッキリ言って「向き・不向き」というものが大きく影響してくるため、自分にとって向いている仕事を見つけるのが一番なのですが、仮に「やりがいを感じられない仕事だけれど、給料はそれなりに安定しているから割り切っている」といった具合で自分の中で折り合いをつけられれば、向いていない仕事であっても続ける意味を見出すことができます。

仕事辞めたい病の克服方法

さて、それではここから先は「仕事辞めたい病」の克服方法を順を追って解説していきます。

STEP01.仕事を辞めたい理由を徹底究明する

まず、なぜそんなにも「仕事辞めたい」と思ってしまうのか、その理由を徹底究明します。

紙とペンを用意しましょう。スマホのメモ機能やパソコンのメモを立ち上げても良いです。
そこに、「仕事が嫌だ・仕事を辞めたい」と思っている理由を書きなぐっていきましょう。

  • 給料が低い
  • 上司がむかつく
  • 残業多い、眠い、晩飯遅くなって太る、最悪
  • 将来性ない
  • 職場男ばっか(女ばっか)→出会い無し!!!

など、なんでも良いので、とにかく書いていきます。
一種のブレインストーミングですね。「こんなの理由にならないか…」というものでも、とりあえず書いておきましょう。

気の向くままに書きなぐったら、その中から「本物の理由」を精査していきます。

上の例で見てみると…

給料が低い

これは本当に嫌。仕事量に対して給料低すぎ。ヤル気出ない。

上司がむかつく

これは我慢すれば良いのか…?でも間違いなくストレス源。多分「仕事に行きたくない」と思う最大の原因がコイツ。

残業多い、眠い、晩飯遅くなって太る、最悪

これはただの文句(笑)

将来性ない

将来給料が上がって肩書がつく未来が想像できない。意外と深刻かも…

職場男ばっか(女ばっか)→出会い無し!!!

合コン行けばいっか。

このように分析していくと、

  • 給料が低く、これから先上がる見込みもない
  • とにかく上司が嫌いで、この上司のことを考えると「仕事に行きたくない」と思ってしまう

という2点が浮かび上がってきます。

STEP02.その理由をどうやったら解消できるのか考える

「仕事を辞めたい」と思ってしまう理由をあぶりだしたら、その理由は解消できるものなのか、どうやったら解消できるのか、ということを考えてみます。

上の例で言えば

給料が低く、これから先上がる見込みもない

転職するか、副業するか?資格取れば手当がつくらしい

とにかく上司が嫌いで、この上司のことを考えると「仕事に行きたくない」と思ってしまう

これは不可避…。上司が異動でもしてくれれば…。もしくは自分が異動願出すか…でも引っ越しは嫌だな…

といった具合で考えていきます。

STEP03.自力で解消できそうなことであれば自力で解消する

「辞めたい」理由が自力で解消できそうなことであれば、自分でなんとかしましょう。
上の例で言えば「資格取れば手当がつくらしい」という部分ですね。資格を取ることによって給料を上げられるならば、取らない手はありません。また、会社が副業をOKとしていれば副業することもできますし、転職だって立派な選択肢です。

他に自分で解決できる問題としては

コミュニケーション力が無くて同僚たちの輪に入っていけない

無理して入ることはない、と諦める。もしくは、人間関係を構築しなくても良いような仕事に転職する。など

ミスを怒られるのが嫌

ミスしないように細心の注意を図る。ミスの少ない人にどのようにミスを減らしているか聞き、その方法(セルフチェックなど)を実践する。怒られている最中は別のことを考えるようにする。など

が挙げられます。

STEP04.自分に起因しない理由だった場合の具体的な解決方法

「仕事を辞めたい」理由が自分に起因しないものだった場合は、次の3つのいずれかが解決方法となります。

諦める

仕方ないもの、として諦めます。上司がむかつくならば、むかつく気持ちはどこかで発散させて、普段はなるべく関わらないように努め、何か言われても馬耳東風を徹底します。

離れる(退職する)

自分ではどうしようもないな、と思ったら、その原因から離れることも大切です。
職場内にどうしようもない原因がある場合は退職して新たな人生を歩み始めましょう。

訴える

この「訴える」は何も裁判を起こす、というわけではありません。しかし、場合によっては裁判を起こすべき事例もあります。
社内でいじめ、パワハラ、セクハラなどがあった場合は、社内や組合、労基などの相談窓口に相談し、人事などに訴えましょう。
また、給料が低すぎる、交通費が出ない、などの労働条件や待遇の不満も、声にして訴えてみるという方法があります。これで社内が変われば「辞めたい」という原因がひとつ取り除かれるかもしれません。

STEP05.ストレスや愚痴は発散する方法を見つける

給料が低いことの不満、むかつく上司の愚痴など、誰かに零して発散させることによって、意外とスッキリと気分が軽くなることがあります。
「仕事辞めたい病」にかかってしまうと「辞めたい…辞めたい……」という、一種の強迫観念のようなものに囚われてしまい、心に余裕が無くなります。

そんな時には誰かにその想いをアウトプットすることによって、自分の考えや気持ちを客観的に俯瞰することができるようになります。

実はこの「STEP05」が結構重要な「仕事辞めたい病」への特効薬だったりしますので、ひとりで抱え込まず、誰かに喋って発散させるということを試してみる価値はあります。

それでもダメなら退職だ!退職する際の留意点

色々やってみたけれど…やっぱり辞めたい!!!という意思が固ければ、潔く退職しましょう。
退職する際には次の各点に注意するとスムーズに辞められます。

1.転職先は見つけておく

できれば在職中に次の仕事を見つけておきましょう。
「仕事辞めたい病」を発症し、辞めたいという強迫観念に囚われて勢いだけで辞めてしまうと、その後仕事を探すのに苦労して後悔します。

どこかに冷静な自分をキープして、退職する前に働き口を見つけてから堂々と退職すれば、お金の心配をすることもなく新しい道を歩み始めることができるようになります。

2.会社の規定に則り退職の意向を伝える

会社には「退職する場合は1ヶ月前(あるいは2ヵ月前)までに申し出ること」といった規定があります。

法律では退職の意向を申し出てから2週間後には退職できることになっているのですが、会社ごとに独自に「○日前までに」という基準を定めていることが多いので、自分の会社の規定に従いましょう。

3.引継ぎはしっかりと

自分の仕事の引継ぎはしっかりとしてから退職しましょう。
退職を申し出てから1~2ヵ月ほど在職することになるのが普通なので、その間に引継ぎを完了させます。

もし事情があって引継ぎをする時間的余裕が無い場合は「引継ぎメモ」などを残しておきましょう。

こんな時は退職代行を利用してソッコーで退職しよう

退職する時は、原則自分の口で直属の上司に「退職したいです」ということを伝えます。
しかし、退職の意向を申し出てからも暫くは勤めなければならなかったり、上司から引き止められてしまったり…と、なかなかスムーズに退職できないこともあります。

  • 今すぐ辞めたい!2週間も1ヶ月も待っていられない!!
  • 上司が恐ろしすぎて「退職したい」なんてとてもじゃないけど言えない…
  • できれば会社に行かず、同僚や上司とも顔を合わさず辞めたい

といった場合には、退職代行の利用がおすすめです。
依頼主に代わり退職の意向を会社に伝えてくれて、その後の退職届の提出などの事務処理のサポートもおこなってくれるサービスです。

すぐにでも仕事を辞めたいんだ!という方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • いわゆる仕事辞めたい病は悪化すると鬱になりかねない
  • 仕事を辞めたくなったらまず辞めたい理由を書きおこして究明してみる
  • 誰かに愚痴を話すことによって自分の考えや気持ちを客観的に俯瞰できることがある
  • すぐにでも仕事を辞めたい場合は退職代行に一度相談