退職代行を使うのは甘えやクズではない!その理由を解説します
退職代行を使って会社を辞めるなんて、自分の甘えだろうか…
本当は自分で伝えなければならないんだろうけど、退職代行を使うのは”逃げ”なのかな…
そんな風に悩んでいる方は、是非ここから先を読んでみてください。
退職代行サービスを使うことについて、それは甘えではないし、退職代行を使う人はクズではないという理由を解説していきます!
目次
なぜ「退職代行は甘え」という考え方になるのか
そもそも、なぜ退職代行を使って会社を辞めることが「甘え」だと思われてしまうのでしょうか。
その理由を紐解いていきましょう。
1.昔は退職代行サービスなど無かったから
退職代行サービスは、まだそれほど歴史が古くなく、話題になり認知度が高まってきて、まだ数年ほどです。
今の40代、50代の方々にとっては退職代行サービスは全くもって新しく未知のサービスであり「何だそれ」というサービスなのです。
退職代行とはどういうサービスか分かっても、そんなサービスが無い時代を生きてきた人々にとっては、「退職は自分でするのが当たり前」なので、退職代行サービスを頼るなど「甘え」と思ってしまうのです。
これは、ご年配の方が「私が若かった頃は~」と言って、便利な現代の世の中において、あえてその便利さを享受することを許さず苦労を押し付けるようなことをするのに似た感覚です。
自分も苦労したんだから、お前も苦労しろ、そんな考えに付き合う必要は全くありません。
2.礼儀がなっていないと思われるから
日本は礼儀を重んじる国です。
何か大切な話をするのには、必ず対面で、しっかりと相手の目を見て自分の言葉で伝える、ということを良しとする風潮にあります。
退職代行サービスは、本人ではなく第三者が代理で退職の意思を伝え、本人は挨拶も何も無く会社へ行かなくなるケースが多いため、これを「礼儀がなっていない」や「恩知らず」と思われてしまうのです。
これには確かに一理あるのですが、よく考えてください。
もう辞めてしまう会社の人、つまりもう金輪際関わることが無いであろう人に、礼儀を通す必要は、果たして本当にあるのでしょうか。
「お世話になったから、最後まできちんとしたい」と思えるような相手であれば、おそらく退職代行サービスを使おうとすら思わず、ご自身で退職の旨を伝え、ご自身で挨拶をして辞められるでしょう。
退職代行サービスを頼る方の多くは、ブラック企業で苦しんでいたり、上司が怖くて言い出せなかったり、何か嫌な思いをされている方です。
そんな嫌な思いをさせられた会社に「礼儀がなっていない」とか「恩知らず」とか、そんなことを言われても、「知ったこっちゃない」というのが本音なのではないでしょうか。
ただ、逆に「お世話になったという感謝の気持ちはあるけれど、迷惑をかけてしまうことが申し訳なくて退職したいと言い出せない…」という理由で退職代行サービスの利用を考えているということでしたら、退職届を郵送する際に、ご自身の言葉で綴った感謝の手紙をひとつ添えることにより、礼儀を通すことができます。
対面で直接お礼を伝えること、対面で退職の意思を伝えることだけが礼儀というわけではありません。大切なのは、あなた自身の気持ちなのです。
3.すぐ辞めてしまうイメージがあるから
退職代行サービスを利用して退職するのは非常に簡単です。
退職代行サービスに依頼すれば、あとは実質何もしなくても良いに等しいからです。(正確には退職届を作成して会社に郵送したり、会社の貸与品を返送したり、私物を送り返してもらったり、離職票を受け取って必要手続きをおこなったり、色々やることはあるのですが…)
そのため、退職代行サービスを使って辞めるということは、気に入らないことがあればすぐに辞めてしまうのでは、と思われてしまう可能性があります。
しかし、先ほど述べたように、退職代行サービスを利用したとしても、退職届を作って送ったり、社会保険の手続きをおこなったり、転職活動をおこなったり、と決して楽をしているわけではないため、このイメージは全くもって事実無根です。しかし、やったことのない人からすると「自分では何もしないで辞められるなんて楽でいいな。どうせまた次の職場でもすぐに辞めるんだろう」と思ってしまうのかもしれません。
こういったイメージは払拭しようとするだけ無駄なので、気にしないのが一番です。
退職代行は甘えなどではない5つの理由
それではここからが本題ですが、退職代行は決して甘えなどではない理由を5つの観点から説明いたしましょう。
1.退職は全ての労働者の権利
まず、これは大前提事項ですが、退職することは全ての労働者に平等に与えられた正当な権利です。
退職を申し出てから2週間経てば退職できるということが法律で定められており、その手段までは言及されていません。自身で申し出なければならないという決まりがあるわけではないため、退職代行を使って退職しても、なんら違法性はなく、堂々と退職して良いのです。
2.本人が直談判すると様々なデメリットやリスクがある
仮に退職代行サービスを「甘え」として、自ら会社に退職したいと直談判したとしましょう。
すんなり「分かった」と受け入れてもらえて、そのまま退職の段取りへと進めればそれが一番良いです。退職代行サービスにお金を支払う必要もありませんし、円満に退職できますし、こんなに良いことはありません。
しかし、実際問題としては、そう簡単にはいかないことが多いのです。
最も多いトラブルは「引き止め」です。
退職したいと申し出ても「考え直してくれ」や「今はやめてほしい。次の人が見つかるまでは辞めないでほしい」などと引き止められてしまうことがあります。
こうなってくると、辞めたいという意思を伝え、その理由を説明し、上司を説得するのにものすごい気力体力が必要となります。結局押し切られて退職を諦めてしまうケースもあります。
次に、引き止めと似ていますが、少し違う「脅し」があります。
「引き止め」は、単純に「辞めないでくれ」と言われることを指しますが、これに脅しの要素が加わるとかなり悪質になります。
「辞められると思うなよ」や「辞めたらどうなるか分かっているだろうな」など、まるでヤクザのように高圧的に引き止めたり、「辞めるならボーナスはカットするし給料も出さない」と脅したり、「辞めるなら全部の仕事を終わらせてから辞めろ」と尋常ではない仕事を押し付けたり、こういった質の悪い脅しをする会社もあります。
こういったデメリットやリスクは、退職代行サービスの利用で全て解決できます。
退職代行サービスは第三者が使者となって希望者本人の退職したい意思を伝えます。そのため、引き止めはいとも簡単に突っぱねられますし、泣き落としも脅しは全く効きません。
3.精神的に追い詰められた時に自ら退職を申し出るのはストレス
仕事がしんどかったり、人間関係で悩んでいたり、いじめなどで尋常ではないストレスを感じていたりして、精神的に追い詰められた状態では、自ら退職を申し出ることなど到底できません。
退職を申し出て、退職に関する手続きや引き継ぎをおこなうことは、かなりの体力、気力を使います。
精神的に元気な方でも疲れるのに、精神的に参ってしまっているのであれば、まずやる気が起きないでしょう。
そんな時に退職代行を頼るのは決して「甘え」などではありません。
ご自身の心を守るための正当な方法です。
4.一刻も早く職場から逃げた方が良いこともある
自ら退職を申し出た場合、即日退職は難しいです。
大抵の場合、退職希望日を伝えて、会社側と交渉して、退職日を決定し、それまでの間は引き継ぎなどをしながら働き続けることになります。
しかし、一刻も早く職場から逃げた方が良いということがあります。
主にブラック企業であり、本人が精神的に追い詰められてしまっているケースです。
「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマ(もともとはハンガリーのことわざ)がありましたが、この場合、逃げることは役に立つのはもちろん、恥でもなんでもありません。
自分自身をボロボロにし、追い詰めて、ひどい目に合わせるような職場からはさっさと離れてしまった方が良いのです。
その際に、退職代行を使えば即日退職が可能であり、会社と一切連絡を取る必要が無いため、会社へ行かずにスムーズに退職することができます。
5.礼儀やルールなんかより命と身体の方がずっと大事
最後に、これは退職したいけれど自分からは言い出せない…退職代行サービスを使いたいけれど「甘え」なのかな…と悩んでいるあなたにもう一度伝えます。
大切なものは、礼儀でもルールでも慣例でも体裁でもありません。
あなたの命と、身体、そして心です。
「甘え」と言われても「逃げ」だと言われても、そんな意見は無視してください。
退職代行を使うことは甘えでも逃げでもありません。あなたの身体と心、そして命を守るための正当な手段です。
退職したいけれど言い出せない…という方は退職代行サービスに相談を
ここまでお伝えしたきた通り、退職代行を利用することは「甘え」でも「逃げ」でもありません。大事なことなので何度でも言います。
これを「甘え」とか「逃げ」とか「非常識」とか、そのように言う人もいることでしょう。しかしそれはその人の価値観であり意見であり、その人の意見が正しいというわけではありません。(間違っているというわけでもありません。これはあくまでも感覚の問題であり、正誤の問題ではないのです)
あなたが退職したいけれど言い出せない…誰かに力を貸してほしい、そう望むのであれば、退職代行サービスは、そんなあなたに寄り添い、全力で退職のサポートをいたします。
どうかひとりで悩まずに退職代行サービスを頼ってください。
相談、問い合わせならば無料で受付けているサービスがほとんどですので、まずは気軽に問い合わせてみてください。
まとめ
- 退職することは全ての労働者に平等に与えられた正当な権利
- 退職代行を使うことは甘えでも逃げでもなく、あなたの身体と心、そして命を守るための正当な手段
- ひとりで悩まずに退職代行サービスに気軽に問い合わせを