会社を辞めたくて無断欠勤するぐらいなら退職代行を利用した方が良い理由

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会社へ行きたくないと思い、ぐずぐずしているうちに定時になってしまい、どうせ遅刻になるならこのまま休んでしまえ!と言って、ここで会社にどんな理由でも良いから「休む」という連絡を入れればいいのですが、何も連絡せずに休んでしまう人がいます。
これが、無断欠勤です。

通常、会社を休む際には必ず連絡を入れなければなりません。
当日体調が優れなくても、何かトラブルが起きても、連絡できるタイミングで必ず連絡を入れるのが社会人の常識でもあり、ルールでもあります。

しかし、どうしても会社が嫌で、連絡をするのも億劫で、つい無断欠勤してしまうこともあるかもしれません。
仕事そのものに嫌気がさしていて、辞めたいと思っていたとしたら、なおさら無断欠勤してしまいそうになります。

そして、一度無断欠勤してしまったら、もうこのまま会社に行かずに辞めてしまえ、と思ってしまう人もいるようです。

しかし、無断欠勤したまま会社を辞めてしまうことには様々なリスクが伴います。
その理由を紐解いていきましょう。

1日無断欠勤したぐらいでは厳罰は無い

まず、大前提として、1日無断欠勤したぐらいでは厳罰や厳しい処分を受けることにはなりません。注意されるか、始末書か顛末書を書かされるぐらいが関の山です。

勿論、突然の体調不良で意識が朦朧として身体も動かず会社に連絡できなかった、事故に巻き込まれてスマホや携帯電話が壊れたり紛失したりして連絡できなかった、事件に巻き込まれて会社に連絡できなかった、という止むを得ない理由があれば、お咎めは無いでしょう。

うっかり連絡し忘れてしまったり、寝坊してそのまま休んでしまったり、という場合には厳重注意か警告ぐらいはあるかもしれませんが、せいぜいその程度です。

無断欠勤のまま会社を辞めない方が良い理由

しかし、無断欠勤してしまって、このまま会社へ行くのは気まずい、上司に何と説明(言い訳)したら良いか分からない、もうなんだか何もかもが面倒になってしまった、このまま辞めちゃおうかな、といってずるずると欠勤を続けてしまうと大問題に発展してしまいます。

無断欠勤することに伴う様々なリスクを整理して、無断欠勤をしたまま会社を辞めない方が良い理由をまとめました。

理由1. 解雇や懲戒解雇のリスクがある

まず、最も大きなリスクが解雇や懲戒解雇です。
2週間以上無断欠勤すると、会社側に解雇の権限が生じます。

また、無断欠勤により、会社に何らかの損害が生じた場合は懲戒解雇とすることができるようになります。
懲戒解雇は、セクハラやパワハラ、経歴詐称などの重大かつ故意の事由により会社に損害を与えた場合にのみ下される処分のため、経歴に大きな傷がつきます。

解雇や懲戒解雇は、次の就職先を探す上で提出する履歴書に書かなければなりません。
通常「一身上の都合により退職」と書く部分に「解雇により退職」または「懲戒解雇により退職」と書かなければならないのです。

これを故意に書かずに「一身上の都合による退職」としてしまうと、いずれ解雇や懲戒解雇された事実が判明した際に、経歴詐称として処分されてしまいます。
そのため、経歴を隠蔽することはできないと考えて、傷がつかないように予防策を講じておくことが重要です。

理由2. 損害賠償のリスクがある

無断欠勤により、会社に甚大な損害が生じた際には、無断欠席した者に損害賠償を請求できます。
社員1人が無断欠勤したことにより「甚大な損害」が生じることはほとんどないため、賠償請求はあまり見られないケースですが、重大な商談を台無しにするなど、何らかの損害が発生した際には注意が必要です。

また、甚大な損害とは言えなくても、契約上何らかの約束を取り交わしている際にそれが破られた場合には、違約金や賠償金を請求される可能性がありますので注意が必要です。

理由3. 無断欠勤した日から給料は支払われなくなる(有給が使えない)

無断欠勤したまま会社を辞めた場合、会社へ行かなくなったその日から一切の給料が支払われなくなります。いくら有給が余っていても申請しなければ有効にはなりませんので、全くのゼロとなります。

しかし、きちんと退職の意向を伝え、手続きを踏まえた上で退職すれば「有給消化」ができるようになるため、会社へ行かなくても給料が発生する日を確保できます。
退職代行サービスを用いても、有給消化は可能なので、無断欠勤して会社を辞めるよりも、退職代行サービスを利用する方が良いのです。

理由4. 家族に連絡されたり捜索願を出されたりする可能性がある

無断欠勤が続くと、会社の上司や同僚たちは心配します。
事故に遭っていないか、病気になっていないか、トラブルに巻き込まれていないか、まず本人の無事を気にして連絡を取ろうとしてきます。

ここで連絡に頑なに応じなかったり、電話番号を変えたり、住所も変えて引っ越して完全に行方をくらませると、心配した会社側は家族に連絡を取ることがあります。
家族に知られたくないと思っているならば、無断欠勤のまま退職することは絶対に勧めません。

また、家族にも連絡がつかない、他に連絡手段が無い、という場合には、警察に捜索願を出されてしまう可能性もあります。
アルバイトやパートぐらいでしたら、そこまでしないことがほとんどですが、正社員の場合は十分に考えられることです。

事を大きくして騒ぎになってしまっては本末転倒ですので、無断欠勤から退職という流れは辞めた方が良いでしょう。

無断欠勤を続けて退職するぐらいなら退職代行サービスを利用すべき

特に理由は無いけれど、会社へ行きたくない中で無断欠勤してしまった。
あるいは、前々からずっと辞めたいと思っていて、ひょんなきっかけで無断欠勤してしまった。
そんな状況下で「もうこのまま会社を辞めよう」とふと思い立ったら、何も言わずに無断欠勤を続けるのではなく、退職代行サービスを利用しましょう。

無断欠勤を続けることのリスクやデメリットについては先ほどまとめた通りですが、退職代行サービスを利用すれば「会社へ行くことなく、そして上司とも話したり直接連絡したりすることなく、会社を辞めることができる」ようになります

退職代行は、具体的には「退職したい」という意向を会社の上司に伝えるサービスで、その後の退職に必要な手続きの窓口にもなってくれます。
退職代行サービスのスタッフとやりとりし、その指示に従って手続きを進めるだけで、スムーズに退職ができます。

会社へ行くことなく退職できるため、例えば1日無断欠勤してしまって気まずいと思っている方にもうってつけのサービスです。

無断で休み続けると解雇や懲戒解雇、捜索願などの様々なリスクが伴いますが、退職代行サービスを使えばそのようなリスクを一切排除することができます。
その上、有給を使って会社へ行かずに過ごせる日も確保できるので、支払われるべき給料をきちんと受け取ることもできます。

無断欠勤を続けて「このまま退職してしまえ」と思っている方は、あらゆるリスクを避けて確実に安全に退職できる退職代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 無断欠勤は経歴に傷がつく懲戒解雇の原因になる
  • 無断欠勤により会社に甚大な損害が生じた際には損害賠償を請求される恐れがある
  • 退職代行サービスを利用すればあらゆるリスクを避けて確実に安全に退職できる