退職代行サービスはアルバイト・パートでも利用可能?

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アルバイトやパートとして働いていて、仕事を辞めたいと思った時、あなたならどうしますか?誰に退職を切り出すべきか、いつ切り出すべきか、どのように退職したいと伝えるべきか、必要書類などはあるのか、分からないことが沢山あるという方も少なくないでしょう。

また、近年ブラック企業ならぬ、ブラックバイトというものも増えており、多くの労働者が不当な扱いに苦しめられています。上司のパワハラや職場いじめなど、退職したくてもそれを言い出せないというところまで精神的に追い込まれてしまう方もいるようです。

そんな時に活用できるのが、退職代行サービスです。
退職代行サービスは、依頼者本人に代わって退職したい旨を勤務先に伝えてくれるサービスです。この退職代行サービスは、アルバイトやパートでも利用できるのかどうか、利用する際の料金、注意点などについて、今回は詳しく解説していきます。

アルバイト・パートなど非正規雇用でも退職代行サービスは利用できる

退職代行サービスは、アルバイトやパートなど、非正規雇用であっても利用できます。
むしろ、正社員などの正規雇用の職員よりも安く、そしてスムーズに退職できるため、おすすめです。

そもそも退職代行サービスとは、自分では退職したいと上司に切り出せない人や、ブラック企業で退職を認めてもらえずに悩む人、職場でのいじめや上司のパラハラなどがあり精神的に追い込まれて会社へ行けなくなってしまった人を対象とした、救済サービスとして発展してきました。

このような状況に追い込まれる人の多くが正社員であり、正社員としての自覚があってこそ「辞めたいと言い出せない・・・」と悩む人が多かったのです。

しかし、ここ近年、働き手の不足により、アルバイトやパートなどの非正規雇用という身分でありながらも、その実は正規雇用である正社員と何ら変わらない責任を持たされて戦力として働かされている人が急増しています。
本来、辞めたいと気軽に言い出せるはずの、そして辞めたいと言えばすぐに辞められるはずのアルバイトやパートが、退職を切り出しづらくなっているという現実があるのです。

そんな中で、役に立つのが退職代行サービスです。
自分では退職したいという意思を勤務先に伝えられない人は、退職代行サービスを利用して、ストレスなくスムーズに仕事を辞めることができます。

こんな時に役立つ退職代行サービス(アルバイト・パートの場合)

アルバイトやパートとして働いていて、どんな時に退職代行サービスが役立つのでしょうか。正社員とは少しポイントが異なりますので、こちらで詳しく解説いたします。

1.誰に退職の意向を伝えるべきか分からない場合

通常、正社員であれば「直属の上司」というものがいて、仕事を辞めたい時にはその上司に退職の意向を伝えることとなります。
しかし、アルバイトやパートの場合は、誰に退職したいと伝えるべきか分からないということもあります。店長やマネージャー、バイトリーダーなどの立場の人に伝えることになるのですが、例えばファストフード店で「一人回し」という時間帯を中心にシフトに入っているアルバイトでは、こういった責任者と会うことなく仕事をする時間が増えます。

店長やマネージャー、バイトリーダーなどとなかなか会う機会が無い場合、誰に退職したいと伝えるべきか分からず困ってしまいます。自分で会社本部などに連絡を取れるのであれば、その方法で退職の旨を伝えられますが、その勇気が出ない、どうしたら良いか分からない、という方は退職代行サービスを活用すれば、退職代行スタッフが代わりに連絡を入れてくれます。

2.シフトを出してしまったものの即日退職したい場合

アルバイトやパートは、シフト制で働いているということが多いです。
このシフトは、職業によって異なりますが、前月の中旬頃までに希望を提出して、前月の下旬にシフト表が出るということが一般的です。

シフトの希望を出してしまったものの、やはり退職したいと思った時に、「でも、シフトを出しちゃったから来月は働かないと・・・」と退職を踏みとどまってしまう方は少なくないでしょう。
それで翌月まで働ければ良いのですが、心身共に限界だったり、すぐに退職すべき理由があったりした場合には退職を申し出なければなりません。

しかしシフトを出してしまった上で、退職したいと申し出るには勇気が必要です。
申し訳ないという思いが強く先に立ってしまったり、マネージャーやバイトリーダーに何と言われるか、どう思われるか、気にしてしまったり、そんな理由で退職を申し出ることができずに悩んでいる人にも、退職代行サービスはおすすめです。

3.ブラックバイトで今すぐにでも仕事をやめたい場合

近年、ブラックバイトがニュースや情報番組で取り上げられるほど、ブラックなアルバイトが急増しています。安い賃金で長時間労働を強要したり、アルバイトやパートにも関わらずサービス残業のようにタダ働きをさせたり、上司たちからパワハラのような発言があったり、と劣悪な労働環境で働いているアルバイト、パートの方もいます。

こういった場合は、退職したいと申し出ても聞き入れてもらえないことがあり、逆に嫌がらせをされることもあります。
心身共にしんどくなり、今すぐにでも仕事を辞めたい、逃げ出したい、と思ったら、退職代行サービスを利用して勤務先に連絡することなく即日で退職することをおすすめします。

4.人手が足りず辞めたいとなかなか言い出せない場合

アルバイトやパートといえど、立派な戦力として働いています。
働き手が足りず、人手不足の中、アルバイトやパートに辞められると困るという職場もあることでしょう。
責任感の強い方は、自分が辞めたら職場が回らなくなるのでは、と気を遣ってなかなか辞めたいと言い出せない傾向にあります。

しかし、仕事を辞める事は全ての労働者に与えられた正当な権利です。
そのため、誰でも辞めたい時に仕事を辞められるのです。気を遣いすぎてなかなか退職したいと言い出せない時には、退職代行サービスを利用すると、本人に代わって退職したい旨を伝えてもらえるため、気を遣いすぎてしまう人にもおすすめです。

退職代行サービスが役に立つポイント

  • 退職の意向を伝える相手がわからくても代わりに退職代行サービスが伝えてくれる
  • シフトを出してすぐの辞めにくい時にも退職代行サービスはおすすめ
  • ブラックバイトで上司が怖く退職が困難な場合も退職代行が代わりに勤務先に退職の連絡を入れてくれる
  • 人手不足の職場で辞める時に退職代行が職場に意向を伝えることで気を遣わずにすむ

アルバイト・パートの退職代行サービスの利用料金の相場

退職代行サービスによっては、正社員と、アルバイト・パートで利用料金に差があるところがあります。
アルバイト・パートの退職代行サービスの利用料金の相場は3万円前後です。

正社員よりもアルバイト・パートの方が料金が安いサービスがある理由は、アルバイト・パートは退職届を提出しなくても退職できるため、退職のハードルが低く、退職しやすい傾向にあることがひとつです。

雇用形態を問わず一律の価格設定にしているサービスもありますが、この場合は正社員でも3万円前後という価格設定にしており、熟練のスタッフがテキパキと退職代行を進めるため、正社員とアルバイト・パートの退職代行に料金差をつけなくても十分にサービスとして成り立っているのです。

退職代行ニコイチは、雇用形態を問わず、27,000円(税込)という良心価格で退職代行を依頼できます。アルバイト・パートであっても、正社員の退職代行と同等の手厚いサポートを受けられますので、安心して退職代行を任せられるサービスです。

アルバイト・パートを辞める際の注意点

アルバイト・パートの仕事を辞める際にはいくつか注意したい点があります。
注意点を押さえた上で、退職代行サービスを利用しましょう。

1.バックレは絶対NG!

アルバイトやパートは、正社員に比べると比較的辞めやすいです。
退職届を提出する必要はありませんし、懲戒免職のような処分も原則ありません。
しかし、無断で出勤しなくなりバックレることは絶対にやめましょう。懲戒免職のようなことにはならなくとも、会社から訴えられたり、警察に捜索願を出されたりするリスクがあります。

2.退職は2週間前までには申し出るということを押さえておく

民法では、誰であっても退職を申し出てから2週間後に退職できると定められています。
これは逆に言えば2週間前までに退職を申し出なければならないということです。

正社員で即日退職したい場合は、退職を申し出てから2週間の間は有給を消化するか「欠勤」扱いにしてもらって会社へ行くことなく退職することになります。
アルバイトやパートの場合は、時給で働くことが多いため、退職が完了するまでの2週間の間は「欠勤」ではなく、「シフトに入らない」という状態で過ごすこととなるケースが多いです。

即日退職は可能ですが、法律上は退職を申し出てから2週間後に正式に退職となることは頭に入れておきましょう。

3.有給休暇があるかどうか確認する

意外と知られていませんが、アルバイトやパートにも有給休暇が取れます。
どのくらいの日数の有給が取れるかは、その人の働き方によって変わりますので、勤務先に確認するのが良いでしょう。

消化できる有給は消化した方が良いです。
退職を申し出てから、消化できる日数分だけ有給を使って、出勤しなくても給料をもらって辞めることができるからです。

アルバイト・パートを辞める際に注意すべきポイント

  • バックレは訴訟や捜索願を出されるリスクがある
  • 民法上は誰でも退職を申し出てから2週間後に退職であることに注意
  • ルバイトやパートのような非正規雇用でもにも有給休暇が取得可能

まとめ

アルバイトやパートでも退職代行サービスを利用できるのか、その料金相場はどのくらいなのか、退職の際の注意点などを解説いたしました。
アルバイト・パートであっても、もちろん退職代行サービスを利用することができます。様々な事情があって自分では退職を言い出せないという方は、ぜひ退職代行サービスを利用して、ストレスなくスムーズに仕事を辞めましょう。
バックレて無断で仕事を辞めることだけは絶対にNGですので、もう仕事に行きたくない、職場の人の顔も見たくない、と思っても、退職代行サービスを利用して必ず職場に退職したいと告げて退職しましょう。

アルバイト・パートが退職代行を使うときのポイント

  • アルバイト・パートは正社員などの正規雇用の職員よりも安くスムーズに退職できる
  • 退職代行ニコイチは、雇用形態を問わず、27,000円(税込)で手厚いサポートを受けられる
  • バックレは訴訟や捜索願を出される危険があるのでやめるべき
  • アルバイト・パートでも有給休暇が使える