会社やバイトを休みたいと上司へ伝える時のポイント
働いていれば、仕事を休むことがあるでしょう。 仕事を休む理由は様々です。体調不良であったり、家庭の都合であったり、私的な予定であったり、時と場合によって異なります。 前もって休みたい日を会社に伝えて休暇をもらうパターンと、当日突然会社へ行けなくなり会社へ連絡するパターンが考えられますが、それぞれのケースで休みたいと上司へ伝える時のポイントをまとめます。
大前提!無断欠勤は絶対NG
まず、大前提として無断欠勤は絶対にNGです。 これは正社員だから、アルバイトだから、という立場や雇用形態に関係なく社会人として当たり前のマナーです。学生であっても、それで許される行為ではありません。 なんらかの事情で当日中に会社に連絡ができなかった時も、必ず会社へ連絡を入れて謝罪しましょう。 ここでいう「なんらかの事情」の例は、高熱や吐き気などが酷すぎてとても電話ができる状況ではなかった、目が覚めたら仕事が終わっている時間だった、遭難などの事故に巻き込まれて連絡がつかなかった、などです。大ごとから、個人的な「やっちゃった」というミスまで様々ですが、いかなる理由であったとしても、必ず会社へ一報入れましょう。
前もって休みを申請する場合の伝え方のポイント
旅行や家族行事などの理由により前もって休みを申請する場合には、有給休暇を取得するか、有給休暇が無い場合(使用期間のためまだ付与されていない、使い切ってしまった、など)は欠勤となります。
有給休暇を取得したいと伝える際のポイント
有給休暇は、理由などを明かす必要無く、所有している誰もが必ず取得できる休暇です。そのため、極論休みたい理由を伝えずに「有給取ります」のひと言だけでも取得ができるのです。
しかし、いきなり「有給取ります」と宣言して勝手に申請しまうのはあまり感じが良くありません。 まず上司に「〇月〇日なのですが、私用があり有給を取りたいと思っています」と相談しましょう。理由は「私用」で十分ですが、差し支えないようならば「家族行事で」や「旅行で」など少し具体的に伝えても良いです。 この際に、有給を取りたい日には自分が会社にいなくても業務に支障がでないという事も伝えると角が立ちません。もしも自分がいなくてはならない日だった場合には、代理で業務を担当してくれる人を見つけてから「代理依頼済みです」と伝えましょう。
「有給休暇は取得予定日の2週間前までに申請する事」など会社によってルールが決まっているはずですので、会社のルールに則って申請しましょう。
有給休暇が取れずに欠勤したいと上司に伝える際のポイント
欠勤の場合は減給の対象となり、理由によっては評価にも影響が出る事があります。 また、会社によってはやむを得ない理由以外の私的な理由では仕事を休ませてくれないところもあります。(例えば友人とコンサートに行くなど) 会社の方針をきちんと把握して、欠勤の打診ができるかどうか吟味しましょう。
予定欠勤ができそうな場合であっても、有給休暇のように「当然の権利」として休みたいと伝える事はできません。どうしても休みたいのですが、休ませていただけませんでしょうか、というくらい低姿勢で臨まなければなりません。 「私用で」という理由で十分だった有給休暇と比べて、欠勤の場合はきちんと細かく理由(事情)を話さなければならないケースが多いです。
例えば、親戚で予定を合わせた大切な集まりがある、子どもの学習発表会がある、人生をかけている生きがいの趣味である社交ダンスの全国大会がある、などです。 ただ「友人と食事に行く」くらいの理由だと認めてもらえない事もあります。これが「海外から親友が一時帰国して、その日しか会う事ができず、どうしても会いたい」というものならば、会社、あるいは上司によっては認めてくれるかもしれません。
このように欠勤で休みたいと伝える場合は、どうしても休みたいという理由を細かく、納得させられるように力説する事がポイントとなります。
有休を取得・欠勤する時のポイント
- 有給を取得するときに理由を明かす必要はないが、事前に相談した方が良い
- 有給がなく欠勤する時は、上司には詳細を説明する必要がある
当日に仕事を休みたい場合の伝え方のポイント
当日仕事を休みたい、休まなければならない理由としては下記のものが考えられます。
- 自分の体調不良、怪我
- 家族(特に子ども)の体調不良、怪我
- 出勤中の事故 ・身内に不幸があった
- 急用が入った
- 気分が乗らずに行きたくない
それぞれの理由における、伝え方のポイントを見てみましょう。
自分の体調不良、怪我
体調にもよりますが、定時の10~15分前に勤務先へ電話をして、直属の上司に体調不良で休みたい旨を伝えましょう。 電話もできないくらい酷い容態であれば、体調が落ち着いてからでも大丈夫ですが、その際には必ず「高熱でうかされて(吐き気が止まらず、腹痛で身動きがとれず、など)連絡ができず、今になってしまって申し訳ございません」とひと言添えるようにしましょう。
家族(特に子ども)の体調不良、怪我
定時の10~15分前に勤務先へ電話をして、直属の上司に事情を伝えましょう。 当日中に会社ですべき事がある場合は、誰かにフォローを頼む事を忘れずに。
出勤中の事故
出勤中に事故に遭ってしまった場合は、すぐに勤務先へ電話し、つながらない場合は定時の10~15分前に再度電話をしましょう。 病院へ行くような怪我をしている場合はその旨を伝えて、入院になるのか、日帰りで翌日から出勤できるのか、状況を報告しましょう。
身内に不幸があった
身内に不幸があった場合は、定時の10分~15分前に勤務先へ連絡して直属の上司にその旨を伝えましょう。ほとんどの会社で忌引き扱いとなりますので、落ち着いてから必要な手続きなどを確認しましょう。
急用が入った
急用の内容によっては、会社に正直に伝えない方が良いものもあります。 個人的な理由であれば、会社には体調不良などの理由を伝えておくのが波風を立てずに済みそうです。
気分が乗らずに行きたくない
この理由も、会社に正直に伝えるわけにはいきませんね。 誰もがこのように「気分が乗らない」や「なんとなく会社に行きたくない」と思う事があるでしょう。特に体調不良というほどではないけれど、二日酔いでしんどい時などは、仕事へ行くのが面倒と思うかもしれません。 本当はこのような理由で仕事を休む事が無いのが一番なのですが、それでも気分が乗らない時は、体調不良を理由にするのが最も良いでしょう。
当日に仕事を休む時のポイント
- 体調不良で休む時は定時の10~15分前に勤務先の直属の上司へ連絡
- 出勤中の事故で休む場合はすぐに勤務先へ連絡し状況を報告
- 身内に不幸があっって休む場合は定時の10分~15分前に勤務先へ連絡
- 個人的な急用や気分が乗らなくて休む時は、体調不良を理由にするのが最も良い
体調不良を理由に休む場合は診断書が必要?
体調不良で会社を休んだ場合には病院の領収書や診断書を提出しなければならない、という会社もあるかもしれません。 病院の領収書や診断書を提出する事で、何か良い事(例えば欠勤が有給休暇扱いになる、など)があれば提出した方が良いです。 ただ、体調不良といってもわざわざ病院にかかるほどではないもの(ただの風邪や生理痛、つわり、二日酔いなど)もありますので、そういった際には会社には何も提出しなくても問題ありません。
勤務先への連絡は電話が基本!メールやLINEは原則NG
勤務先へ休みの連絡を入れる時は、まず電話をしましょう。 定時の10~15分前ならば、上司も出勤していますし、定時まで少し余裕があるため、バタバタさせずに済みます。 いきなりのメールでの連絡は失礼にあたりますので、まずは電話からというのが鉄則です。会社でLINEを使用しているところもあると思いますが、LINEでの連絡も原則NGです。 ただ、上司が外回りで不在、定時ギリギリの出社で不在、などの場合は、電話に出た社員に伝言をお願いした上で、上司には会社に電話連絡済みである事を明記の上でメールにて連絡を入れるようにしましょう。
休みは「報告」ではなく「お願い」という姿勢で
仕事を休みたい旨を伝える際には、間違っても報告のようにぶっきらぼうに、そしてさも当然である事のように振舞わない事がポイントです。 例え致し方ない理由であったとしても、申し訳ないという気持ちを込めて、丁寧に「お願い」をするように伝えましょう。 「ご迷惑おかけします」や「申し訳ございません」というひと言があると、角が立ちにくくスムーズに休めるようになります。
自分で休みたいと勤務先に伝える事が難しい場合は代行サービスを利用
仕事を休みたいと伝える際のポイントについてまとめましたが、自分では休みたいという連絡がしづらい事もあるでしょう。 例えば、前日に飲みすぎて二日酔いが激しく寝坊してしまい、そのまま体調も本調子ではないので休んでしまいたいという時なのです。 上手い理由も考えつかず、かといって無断欠勤するわけにはいかないし…という時には休む連絡を代行してくれるサービスを頼るというのもひとつの手です。 友人知人として事情があり会社へ行けない旨を伝えてくれます。会社を休むという事を伝えられずに困ったという方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
オススメの休み代行はこちら
まとめ
- 無断欠勤は絶対にいけない
- 有給の取得は会社のルールに則って申請すべき
- 欠勤で休みたいと伝える場合は、納得させられるように力説する事が大切
- 自分で休みを勤務先に伝えるのが困難な場合は代行サービスを利用