アイリストを辞めたい人必見!みんなの退職理由と円満退職する方法

国家資格である美容師しかなれない花形職のアイリスト。美容師からアイリストになったり、アイリストを目指して美容師になったりする人も多く、憧れの職業の一つです。しかし、華やかさの裏に隠れた現実に追い込まれ、辞めてしまう人も大勢います。今回は、アイリストの多くが感じている辞めたい理由と、退職の仕方についてご紹介します。

アイリストの辞めたい理由

アイリストがサロンを辞めたいと思う理由はだいたい似通っています。ここからは、数ある退職理由の中でも「あるある!」とうなずけるような退職理由を見ていきましょう。

①オーナーやスタッフと合わない

多くの業種で退職理由1位に挙がる「人間関係」は、アイラッシュサロンも例外に漏れず上位に上がってきています。たとえば、オーナーや上司が高圧的だったり人使いが荒かったり……。先輩などの同僚と相性が合わないこともあるでしょう。

アイリストは女性ばかりということもあり、男性がいる職場よりも一人ひとりの遠慮がなくなり、雰囲気がギスギスしてしまう傾向があります。女性しかいないと気が楽に感じる場面もあると思いますが、一緒に働く人によっては社内イジメや派閥争いがあるので注意が必要です。

②給料が安い

働いた時間やサロンへの貢献度合い(指名の数など)に応じて給料が反映されているのであれば、ある程度安定した収入が得られます。何年か働いて力を付ければ、月収30万円も夢ではありません。

ですが、現実には給料が高い職種とは言えず、割に合わないと辞めていくアイリストも多いです。必ずしも施術人数や労働時間、休日などに応じた給料がもらえるわけではなく、それどころか実際の働きに見合っていない場合が大半……。そういったサロンであれば、我慢して居続けるよりも別のアイラッシュサロンに移ったり、思い切って別業種に転職したりした方が良いかもしれません。

③労働環境が悪い

先ほどの給料の安さにも関係しますが、労働環境もアイリストの多くが悩むところです。一番は実際の労働時間でしょう。法律に定められている規定の労働時間を超えた場合、残業代によって補填されるのが普通ですが、サロンによっては高めの基本給を設定しておいて、何時間残業をしても残業代がつかない「みなし残業」を取り入れているところもあります。

また、休憩時間の少なさも退職につながる理由の一つ。法律では、実働8時間で1時間以上、6時間で45分の休憩が義務付けられています。しかし、それが守られているサロンはかなり少数派です。まとまった休憩が取れないので、食事もまともに取れず体調を崩すアイリストも……。

そのほか、休日も退職を決める重要な材料になります。休みの数はもちろんのこと、連休が取れるか、土日でも休めるか、シフト(希望休)はいつまでに提出するのかなど、休みの取りやすさも大切です。

アイラッシュサロンの円満退職方法

辞めるにしても、できるだけ穏便に退職したいですよね。そこで、ここからは円満退職するための方法について説明していきます。

上司に退職を申し出る

最初にして最大の難関がここです。まずは直属の上司に退職を申し出ます。そのとき、いつまでに退職したいかも伝えておきましょう。

ですが、人手不足のサロンだと強く引き留められる可能性が高いです。「新人が育つまで」「繁忙期が過ぎるまで」となんだかんだと理由を付けて退職を先延ばしにされることもあります。ですが、人を雇うのは経営者側の仕事であり、普通のアイリストであるあなたが関与するところではありません。退職されるのが嫌なら、待遇を改善したり業務内容を見直したりするのが経営者の仕事です。どのような引き留めにあっても、きっぱり辞めることをおすすめします。

引き留めが不安な方は、ぜひ以下の記事もお読みください。

関連:会社を辞めたいのに辞めさせてくれない。引き留めの予防と対策

退職届を出す

上司の承諾が得られたら、正式に退職届を出して辞めます。退職届の書式は特に定められていないことが大半なので、ネットにあるテンプレートを使って作成します。このとき記載する退職理由は「一身上の都合のため」で問題ありません。なお、サロンや雇用形態によっては退職届の提出が必要ないこともあるので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

引き継ぎや備品返却をする

第一に、アイリスト同士でお客様の引き継ぎをし、担当のお客様にはしっかり挨拶をしましょう。また、在庫管理などの引き継ぎ業務がある場合は、スケジュール調整をしながら後任の人に引き継ぎます。

そして、最終出勤日になったらサロンから借りていた備品(制服や施術道具など)を返却します。会社の健康保険に入っている場合は、健康保険証の返却も必要です。その日の返却が難しい場合は、後日持参するか郵送で返却しましょう。

すべて終わったら、あとは退職日を待つのみです。最後に、退職してから十日ほどで離職票や源泉徴収票といった必要書類が送られてくると思うので、それらは大切に保管しておいてください。

退職が難しい場合は代行という手も

「退職はしたいけれど、自分から言い出すのはなかなかできない」「退職したいと言ったが認めてもらえなかった」という方におすすめなのが退職代行サービスです。その名の通り、あなたの代わりに退職の意思をサロンへ伝えてくれます。退職を引き留められるような場面でも、根気強く退職できるまで粘ってくれる、便利なサービスです。

自分ひとりで退職することに不安があれば、ぜひ一度 退職代行ニコイチの無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。