退職は裏切り?退職が決まると急に居心地が悪くなるのはなぜか

退職は裏切り?退職が決まると急に居心地が悪くなるのはなぜか

退職が決まった途端、なんだか職場の同僚や上司たちがよそよそしくなったり、陰で自分を見ながらヒソヒソ話をされているような気がしたり……こんな経験をしたことはありますか?

それは、会社の人たちがあなたの退職を良く思っていないために起こる現象です。

退職を「裏切り行為だ」と考える人は時代と共に減ってきているとはいえ、まだまだそういった古い考えを持つ人は一定数います。

しかし、本当に退職は裏切りなのでしょうか。

退職は断じて裏切りではない!

ハッキリ言います。
退職は会社への裏切り行為でも何でもありません。

「退職=裏切り」という考えは間違っています。

もし「退職するならそれは会社を裏切ったということだ」とか「退職したい?なんだ、お前はうちの会社を裏切るのか」とか、そんなことを言われたら全力で無視してください。

退職は全ての労働者に平等に与えられた正当な権利です。
全ての労働者には退職する権利も、職を自由に選択する権利もあります。

だから、退職するということは、自分が当たり前に持っている職業選択の自由を実現しただけであり、裏切り行為でも何でもないのだということを忘れないでください。

退職が決まった途端会社での居心地が悪くなる理由

退職するということで話がつき、あとは退職日まで引継ぎや身辺整理をおこなうだけ、と思ったら急に職場の雰囲気が変わり、なんだか居心地が悪くなったと感じたら、それは少なからず会社の人があなたの退職を良く思っていないからかもしれません。

なぜ職場での居心地が悪くなるのか、なぜ退職する人を良く思わないのか、その理由を見てみましょう。

理由1.穴埋めが大変だから

あなたが退職することで、1人分の労働力が失われます。
その分を他の社員が穴埋めしたり、新しい社員を雇ったりしなければなりません。その労力を考えると辞めていく社員に対して良く思わないということは理解できます。

しかし、だからといって「会社に迷惑をかける」とか「会社を裏切った」とか、そんな風に思う必要は全くありません。
組織とはそういうものです。一人ひとりが役割を担っているわけで、そこから外れれば当然穴ができます。それでも全社員が生涯ずっと同じ会社に留まることの方が少ないです。

誰かがいなくなってもしっかり回る、それが会社のあるべき姿であり、辞めていくあなた自身は何も悪く思う必要は無いのです。

理由2.恩を仇で返されたと思うから

例えば、業務のことや会社での振舞い方、ビジネスマンとしての心得などを教えてくれた上司や先輩がいたとしたら、その人よりも早く辞めることになった場合、「俺が育ててやったのに」とか「私が教育したのに」とか、そんな風に思われるかもしれません。

自分が手取り足取り、時間をかけて育てた恩を、辞めるという形で返されたら、そりゃあ少しは不満に思うことでしょう。

それでも、先輩や上司に申し訳ない、という気持ちで退職できない、と思うのは良くないです。繰り返しになりますが、職業選択の自由は全ての人に平等に与えられた権利です。
お世話になった人に遠慮して、働きたくない職場で働き続ける必要は全くありません。

理由3.自分も辞めたいと思っていたのに先を越されると辞めにくくなるから

本当は自分もこの仕事を辞めたい、今の職場を退職したい、と思っていたのに、あなたの方が先に退職することになってしまった場合、その人は「より辞めづらくなった」と思うことでしょう。
穴が開いてしまった直後に、また穴を開けるわけにはいかない、と思うでしょうし、自分まで辞めたいとは言い出しにくい、とも思うでしょう。

しかし、これもまた、あなたがその人に遠慮する必要は皆無なのです。
その人はその人で、本当に辞めたいならばあなたに続いてさっさと辞めればいいだけの話。

あなたは何も気にしなくていいのです。

居心地の悪さを感じずに退職するには「会社へ行かない」のがおすすめ

退職することが決まってから職場での居心地が悪くなるのを避けたい、と思ったら一番おすすめの方法は「会社へ行かない」というものです。

例えば有給を使って休みをガッツリ取ったり、有給だけで足りなければ欠勤や休業で休み、退職日までを乗り切りましょう。
引継ぎや事務手続きなど、最低限の用事だけは出社して済ませ、あとはとにかく職場の人々と関わらないようにするのが最善策です。

引継ぎや事務手続きで会社に行くのも嫌だな、という場合は「退職代行」というサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
退職代行サービスは、依頼者に代わり会社に退職の意向を伝え、手続きなどのサポートをおこなってくれるサービスです。

このサービスの一番のメリットは、依頼したその日から会社へ行かず、会社の人とも一切連絡を取らずに辞められるという点です。
そう、気まずい思いをしないで退職できるんです。

引継ぎが必要な場合は、引継ぎメモやノートを郵送することで対応できますし、退職届の提出や、社員証や保険証の返却も全て郵送でおこないます。

気まずい思いをせず、裏切りだ!と後ろ指指されることもなく、気持ち良く退職できるサービスですので、是非一度問い合わせてみてください。

まとめ

  • 退職は職場の同僚に負荷がかかることで嫌がられることもあるが労働者の権利である
  • 職業選択の自由は全ての人に平等に与えられた権利なので恩を考慮しなくても良い
  • 引継ぎや事務手続きで会社に行きたくない場合は退職代行へお任せ