人と関わりたくないから働きたくないという人に向いている仕事と向いていない仕事

人と関わりたくないから働きたくないという人に向いている仕事と向いていない仕事

昔から人づきあいが苦手で……
人見知りで引っ込み思案で……
いわゆる「コミュ障」なんだよね……

こんな悩みを抱えていませんか?
そして、「人と関わりたくない」「(人と関わるのがストレスで)働きたくない」と思ったことはありませんか?

今回は、そんな悩みを抱えるあなたに、人と関わりたくない人と仕事について、多角的に考察、解説した記事をお送りします。

人と関わりたくないのは悪いこと?

そもそも、人と関わりたくないと思うのは、悪いことなのでしょうか。
一般的に、コミュニケーション力が高いこと、人と積極的に関われる社交的な性格は、好まれますし高く評価されます。

しかし、人間、さまざまです。

人づきあいが得意な人もいれば、苦手な人もいます。
当然、人と関わりたくないと思う人がいて然りなのです。

退職理由のトップに君臨するのが「職場の人間関係」であることからも分かるように、人間関係を築き上げ、そして上手く回していくのは容易なことではありません。
多くの人が悩む人間関係、時には人間関係に疲れてしまい「もう人と関わりたくない」と思ってしまうこともあるでしょう。

だから、人と関わりたくないと思うことそのものは、決して悪いことではなく、ごく自然なことなのです。

人と関わらずに生きることは難しい

しかし、人は一人では生きられません。
これは精神論ではなく、物理的に見ても覆せない事実です。

完全なるサバイバル力を身に付けて、無人島でたった一人でも生きながらえられるたくましさを持ち合わせていれば別ですが、そうでない限りは一人で生きるのは難しいでしょう。

自給自足ができなければお金を払って食糧や日用品を購入し、衣食住を確保しなければなりません。
お金を稼ぐためには働かなければなりません。
働いてお金をもらうためには、やはり人と関わらなければなりません。

人との関わり方は選べる

生きていく上で働くことは必須であり、働く上で人と関わることは避けられません。
ただ、人との関わり方は選べます。

不特定多数の人と常に関わり続ける職業と、特定の人と決まったやりとりだけしていれば良い職業と、そこには雲泥の差があります。
人と関わりたくない人は、可能な限り人との関わりが少ない仕事を選ぶことで、ストレスを減らすことができます。

人と関わりたくない人に向いている仕事4選

人と関わりたくない人に向いている、つまり人との関わりが少ない仕事(職種)を4つご紹介します。

1.工場などの作業員

ものづくり、エンジニア、軽作業員(商品のラベル貼りや袋詰めなど)といった、いわゆる「作業系」の仕事は、人と関わる回数も時間も少ない傾向にあります。

指示された作業を黙々とこなして、その作業に対して報酬を得るので、人によっては「刺激が無い」とか「ルーチンワークは飽きる」と感じることもあるかもしれませんが、人と関わりたくない人は刺激を求めず波風立たない日々を望む傾向にあるため、これがストレスになることはあまりないでしょう。

ルーチンワークは慣れてしまえば、指示を受けることも確認することも少なくなっていくため、人との関わりを最小限に抑えられます。

2.清掃員

ビルや企業、ホテル、公共施設などの清掃員の仕事も人との関わりが比較的少ない仕事です。
裏方に徹し黙々と作業を進めることが求められ、人との会話はほとんど不要です。

ただ、例えばトイレの清掃作業中にトイレ利用者と顔を合わせることや、ビルの階段清掃中に階段を上り下りする人と顔を合わせることはあります。
特に言葉を交わす必要はありませんが、会釈くらいはすることになるかもしれません。

極度の対人恐怖症で、このようなちょっとした関わりすら嫌だという人には向かないかもしれませんね。

3.在宅の作業系ワーカー

「1」の仕事に似ていますが、在宅の作業系の仕事も人との関わりが少ないです。
ラベル貼り、検品、袋詰め、データ入力など、作業を黙々とおこなう仕事を在宅で一人でおこなうという仕事になるため、会話も必要ありませんし、人との関わりは「ほぼ無い」と言えます。

例えば仕事でうつになり外出などが難しいという方であっても、在宅の作業系ワーカーであれば人と関わらずに少しずつ始められる仕事です。

4.ブログライター

自分でブログを立ち上げて記事投稿し、広告収入を得るという方法の稼ぎ方です。
全て自分だけで完結する仕事なので、人との関わりはゼロに近いです。

ただし、ブログライターの仕事は成功すれば安定して月に高額の広告報酬を得られますが、成功しなければ鳴かず飛ばずでほとんど稼げません。

高い文章力よりも、読者が欲しい情報を的確に発信できるか否か、SEO対策などブログがインターネット上で多くの人に見てもらえるように工夫できるか、といった点が重要です。
インターネットの知識やトレンド掌握力などが求められる、非常に専門性の高い仕事です。

人と関わりたくない人に向かない仕事3選

次に、人と関わりたくない人が絶対に就いてはいけないと言っても過言ではない、向かない仕事を3つご紹介します。

1.接客業

お察しの通り、人と関わりたい人が就く仕事の代表格である接客業は、当然人と関わりたくない人には向きません。
「接客」という言葉の通り、お客様と接することそのものが仕事内容となっており、仕事中は不特定多数の人と関わります。

対人スキルがなければ成り立たない仕事で、コミュニケーションが苦手な人にとってはストレスフルな仕事です。

2.営業職

営業職も人とダイレクトに関わる仕事ですので、人と関わりたくない人には向きません。
高いコミュニケーション力、相手の懐に飛び込む愛嬌、顧客の声に耳を傾ける人間力など、高い対人スキルが求められます。

特に営業職の場合は、ノルマを課せられたり、歩合制で給料が決まったりする会社もあるため、対人スキルが無い人にとっては絶望的です。

3.コールセンター

コールセンターは、人と対面で関わることはありませんが、電話越しに多くの人と関わる仕事です。
顔が見えないからこそ、言葉選びや伝え方に気を遣わなければならず、またクレーム対応も多い仕事であるため、ストレスを抱える人が多い傾向にあります。

盲点?一見人と関わらなそうで以外と関わる仕事3選

人と関わるのが苦手な人が「この仕事なら人と関わらなくてもなんとかなりそう」と思って選んだところ、意外と人と関わることが多くてストレスを溜め込んでしまうという仕事の例を3つ挙げます。

1.Webライター

先ほどのブログライターは自分のブログに記事を投稿して広告費などで稼ぐ仕事でした。
Webライターはクライアントから要求された記事を作成して納品する仕事です。在宅でもできる仕事であるため「人と関わらなくて済む」と思われがちですが、実際はクライアントとの打ち合わせや、記事の内容確認、フィードバックの確認や修正、など相手とコミュニケーションを取って進めていく仕事が多いのが特徴です。

メールやチャットでのやりとりが基本となるため、文章でのコミュニケーション力が高くないと務まらない仕事です。

2.YouTuberなどの動画クリエイター

最近職業として人気を博すようになったYouTuberは、個人プレーのように見えて実は人との関わりで成功するか否かが決まる仕事です。
ワンマンで成功できる動画クリエイターもいますが、何か抜きんでた特技やスキルを持っている人で、他の多くの人はチームで動画を作り上げたり企画を立てて撮影したりします。

また、確実に稼ぎたい場合は事務所所属も視野に入れるべきですが、事務所に所属すると打ち合わせや会議が増えて、結局人と関わることになります。

3.事務職

営業は人と関わるだろうし、接客業なんて論外だし、事務職ならばオフィスにこもってパソコン叩いてるだけの仕事だろう、と思って事務職を選ぶと以外と人と関わることに気付かされます。

事務職は特に社内でのコミュニケーションが重要になる仕事です。
社員との報連相をしっかりとおこない、会社の業務をスムーズに回せるようにサポートする仕事も多く、社員との会話ややりとりは欠かせません。

ただの作業要員だと思って事務職に就くと、意外と人間関係に悩まされるかもしれません。

人と関わることがストレスで退職したければ退職代行がおすすめ

人と関わりたくなくて今の仕事を退職したい、別の仕事に就きたい、という方は、そもそも「退職したい」と上司に伝えることすら億劫なのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのが退職代行です。

退職代行を使えば、自分の口で上司に「辞めたい」と伝える必要はなく、退職代行スタッフが代わりに伝えてくれます。
また、依頼した日から会社へ出社する必要は無くなり、会社の人と連絡を取ることも不要になるため、人と関わりたくない人、会社での人間関係に疲れてしまった人にはピッタリのサービスです。

もし、人と関わりたくない、会社を辞めたいけど言い出せない、ということで悩んでいるのであれば、退職代行の利用を考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 工場などの作業員や在宅の作業系の仕事は人とかかわり機会が少なくコミュニケーションが苦手な人にオススメ
  • 接客業や営業職、事務職などは人と関わる機会が多くコミュニケーション能力が求められる
  • 人と関わりたくなく会社を辞めたいと言い出せない場合は退職代行の利用を検討