サラリーマンがつまらないと感じる理由と辞められない理由

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サラリーマンとして働く日々に「つまらなさ」を感じたことはありませんか?
同じような毎日を繰り返し、目新しいことも刺激も無く、ただなんとなく会社と自宅を往復するだけ。

そんな毎日をつまらないと感じ、人生に面白さを見出せなくなったら、それは仕事を見直す時期なのかもしれません。

1日8時間労働が基本ですが、通勤時間や残業も含むと12時間近く仕事に費やしている方が多いです。そうなると人生の3分の1は仕事の時間が占めます。
長い人生、しかしたった一度しかない人生の3分1をつまらない仕事で失ってしまうのは勿体ないことです。

なぜサラリーマンをつまらないと感じてしまうのか紐解き、辞められない理由を探り、脱サラすること、仕事を辞めることについて考えていきましょう。

サラリーマンがつまらないと感じる理由

サラリーマンとは「雇われて働く」仕事です。
雇用主がいて、その雇用主から命じられた業務をこなし、報酬として給与を受け取るというスタイルの働き方です。

この働き方には「つまらない」要素がたくさんあります。
サラリーマンがつまらないと感じる理由につながっていますので、ひとつひとつ見ていきましょう。

1.仕事を選べない

サラリーマンは自分で仕事を選ぶことができません。
基本的に上司から命じられた業務をこなさなければならないため、自分で仕事を選べず、やりたい仕事もやりたくない仕事も、興味ややりがいの有無に関係無く取り組むことになります。

会社によっては希望を聞いてくれたり、意見を求めてくれたりするところもありますが、そのような会社は少なく、仮にヒアリングがおこなわれていても100%反映されるとは限りません。

やりたくない仕事、興味を持てない仕事、苦手な仕事も降ってくるのがサラリーマンなのです。

2.ルーチンワークが中心になりがち

サラリーマンは、よく「会社の歯車」という言い方をされることがありますが、この表現は実に言い得て妙です。サラリーマンは企業という大きな組織に属して働くたくさんの社員のうちの一人となるため、機械的に同じ仕事を繰り返すことが多くなります。

業務内容が毎回変わると、指導や引継ぎの負担が増えてしまうため、そういった手間を削減するために「同じ仕事を同じ社員に繰り返させる」という手法を取ります。
すると、目新しい業務はめったに無く、毎日毎日ひたすら同じルーチンワークを繰り返さなければならなくなります。

人間とは飽きる生き物ですので、あまりにも同じ仕事が続くと「つまらない」と感じるようになります。

3.人間関係に疲れる

サラリーマンは組織に属して働くため、同僚や上司との関係づくりは非常に大切です。
同僚の目の敵にされないよう、あまり目立った言動はしないように気を付けて周りと同調して過ごす必要があります。また、上司に気に入ってもらえないと出世できない会社も多いため、上司のご機嫌取りやゴマすりが求められることもあります。

上司や同僚に嫌われてしまうと、嫌がらせやいじめの標的にされることがあります。パワハラ、セクハラ、モラハラなどが横行している会社もあり、人間関係の中で疲弊してしまうサラリーマンは少なくありません。

また、例えいじめや嫌がらせの標的となっていなくても、会社内に派閥があったり、グループができていたりすると、派閥の対立やグループのいざこざに巻き込まれることもあります。

円滑な人間関係を築き、維持するために、飲み会に参加したり休日の社内イベントに参加したりして疲れを溜め込んでしまう人もいます。

本当は仕事に集中したいのに、わずらわしい人間関係に疲れ、仕事そのものをつまらないと感じるようになってしまうこともあるのです。

4.刺激の無い変わらない毎日

サラリーマンという仕事にはあまり大きな刺激がありません。
職種や業種にもよりますが、ルーチンワーク系の業務をこなす日々を送っているサラリーマンは、朝起きて決まった時間に家を出て、同じ電車に揺られ、出社して、会社で仕事をこなし、時には残業して帰宅し、また翌日出社して……という毎日を繰り返します。

平日出勤で土日休みの場合は、月曜日から金曜日までは変わらない1日を過ごすため、1週間のうち5日は「つまらない」日を過ごすことになります。

何も変化が無く、ただ仕事をこなして過ごす日々、時間だけが過ぎ去っていき知らぬ間に歳をとる、という状況に満足できない人は多くいます。現状に刺激が足りずにサラリーマンをつまらないと感じる原因のひとつとなります。

サラリーマンを辞められない理由

サラリーマンをつまらないと感じているのに、辞められない。
毎日つまらないと愚痴をこぼしているのに、辞めようとは思えない。
それは一体なぜなのでしょうか。

サラリーマンがつまらなくても辞められない理由を探っていきましょう。

1.給料が安定している

つまらない仕事でも辞められない最大の理由は「給料が安定している」からです。
刺激を求めてフリーランスになったり、夢を追いかけたりすると、多くの場合は給料が安定せず生活の担保ができません。

サラリーマンとして会社に属して勤務していれば、毎月の給料が保証されます。
決まった日の決まった時間に同じ場所へ出社して働かなくてはならないという自由度の低さの代わりに、変わらない給料が手に入るわけです。

そのため、つまらない仕事であっても、毎月の安定感ある収入のためにサラリーマンを辞められないという人が多数います。

2.辞めた後のことが怖い

脱サラしてラーメン屋を始める、カフェを始める、ミュージシャンになる、フリーランスになる、といった「サラリーマンを辞めた後の仕事」では、安定して稼げる保証はありません。良い縁に恵まれなければ人生に失敗して借金まみれで生活もままならなくなってしまうかもしれない、そんな不安が「サラリーマンを辞める」という覚悟を鈍らせます。

サラリーマンという仕事が安定しているからこそ、その仕事を辞めた後の不安定さに怖さを感じてしまうのです。

3.世間体を気にしてしまう

一般的に、会社員は「しっかり働いている」というイメージです。
反対に、フリーランスやフリーター、自由業、自営業などは自由なイメージがある反面「ちゃんと生活できているのか?」や「家族を養えているのか?」と心配する人もいます。

特に両親や親族などは世間体を気にするために「会社を辞めて独立なんかして大丈夫?」とか「折角良い仕事に就いたのに辞めるなんて」といった意見を言ってくるかもしれません。

そのような世間体を気にする感覚が本人にもあると、そう簡単にサラリーマンは辞められません。

4.サラリーマン以外の働き方を知らない

新卒で会社に入社した場合、会社に属して働くサラリーマン以外の働き方を知らないため、独立して働くにはどうしたらいいか分からない、という理由で脱サラを尻込みしてしまう人が多くいます。

サラリーマンとして働いていれば、毎月の安定した給料が保証されるだけでなく、健康保険や厚生年金、労働保険、所得税、住民税など、保険や税金に関する手続きは全て会社がやってくれます。
それが、脱サラして独立するとなると、全て自分でやらなければなりません。まったく未知のことであるだけに、不安になってしまったサラリーマンを辞められないというケースが多くなります。

脱サラしたい!と思ったらやるべきこと

サラリーマンはつまらないから辞めたい!これからは自分の働きたいように自由に働いて稼いでいく!!と思ったら、そのためにはある程度の準備と覚悟が必要です。

サラリーマンを辞めたい、脱サラしたい、と思ったらやるべき4つのことをまとめました。

1.稼ぎ方の研究と勉強

サラリーマンを辞めた後に、どのように稼いで生計を立てていくのか、その稼ぎ方の研究と勉強をします。
これは脱サラしてから始めるのではなく、脱サラした後にすぐ行動に移せるようにサラリーマンとして働きながら始めるのがおすすめです。

フリーで稼ぐにはどのような仕事があるのか、自分の特技やスキルを生かしてフリーで稼ぐことはできるのか、完全フリーではなく業務委託などの方法で自由度の高い働き方が実現できる道はあるのか、など調べてみてください。

また、フリーになる場合には確定申告の仕方や開業届の出し方、保険や税金についてなど、自分でやらなければならないお金の管理についてもしっかりと勉強しておきましょう。

2.自分に合った働き方を考える

サラリーマンとして働くことがつまらないならば、自分は一体どのような働き方ならばつまらなくなく、楽しく働けるのだろうと考えてみましょう。

働く場所を定期的に変えたいのか、働く相手を自分で選びたいのか、働く時間に柔軟性をもたせたいのか、どのような働き方が自分に合っているのか、頭の中を整理してみると、自分の理想が見えてきます。

場合によっては、サラリーマンそのものを辞めるのではなく、別の会社に転職するだけで悩みや不満を解消できるかもしれません。
脱サラするのか、別の会社に転職するのか、どうしたら自分の理想に近づけるかじっくり考えてみてください。

3.ある程度貯金しておく

サラリーマンがつまらないけれど辞められない最大の理由は給料面でした。この不安を解消してくれるのが「貯金」です。
サラリーマンの安定した稼ぎがあるうちに頑張って貯金して口座にまとまったお金を貯めておけば、退職してから暫くの間は生活に不安なく精神的にも安定します。

新しい仕事が軌道に乗るまでは、サラリーマン時代の貯金を切り崩す必要が出てくると、ある程度覚悟して仕事を辞めるためにも、貯金はきちんとしておいた方が良いです。

4.退職の準備を進める

会社は「辞めます!」と言ってすぐに辞められるものではありません。
法律では「退職の意思を表示してから2週間後に退職できる」と定められていますが、一般的な企業では1ヵ月~2ヶ月前までに退職の意向を伝えるよう規定されています。

退職したいと上司に伝えたら、退職日を決定した、引継ぎをおこなったり、色々とやるべきことがありますので、余裕をもって退職の準備を進めることが必要です。

自力で退職するのが難しい時は退職代行を活用する

サラリーマンを辞めたくて会社に退職したいと伝えたくても、自力では退職しにくいというケースがあります。

慢性的な人手不足で「辞めたい」とはとても言い出せない空気が漂っている、上司がパワハラ気味で「辞めたい」などと言おうものなら何をされるか分からない、自分で「辞めたい」と伝えたものの引き止められて退職願を受け入れてもらえなかった、など、さまざまです。

このような「辞めたくても辞められない」もしくは「辞めたいと言い出せない」という状況を打破するのに力強い味方となってくれるのが退職代行です。

依頼者に代わり、会社に退職の意向を伝え、退職手続きのサポートをおこなってくれるサービスで、会社へ行くことなく、連絡も取らずに退職できるというメリットがあります。

サラリーマンを辞めたい!でも言い出せない、辞められない、という方は活用してみてください。

まとめ

  • サラリーマンがつまらない理由は仕事を選べるルーチン化しているため
  • サラリーマンをやめられない最大理由は金銭面
  • 辞めたいと言い出せないという状況を打破したいのなら退職代行に連絡