ゴミ収集の仕事を辞めたい理由と退職の仕方

ゴミ収集は、毎朝地域を回って家庭ゴミを集める仕事です。
彼らは市区町村の自治体が委託している民間業者で、公務員ではありません。

ゴミの収集はほとんどの地域で平日のみで、土日は業務がないため、週休2日が確保されています。また、業務内容が決まっており残業はほとんど無いため、定時で帰れるというメリットもあります。

ただ、祝日はゴミ収集は休みにはならず仕事が入るといった点や、残業が無いため残業代がつかずに給料が足りないといった点など、デメリットもあります。
何よりもゴミを集める仕事ならではの「しんどい特徴」もあり、辞めたいと考える人も少なくありません。

今回はそんなゴミ収集の仕事を辞めたい理由、そして辞め方についてまとめました。

ゴミ収集の仕事を辞めたいと思う理由

ゴミ収集の仕事を辞めたい理由は人それぞれですが、代表的なものを5つご紹介します。
今ゴミ収集の仕事をしていて辛いと感じている人は、当てはまるものがあるかどうか確認してみてください。
これからゴミ収集の仕事に就こうと思っている人は是非今後の参考にしてください。

１．体力的にしんどい

まず、ゴミ収集の仕事はとにかく体力勝負です。
思いゴミ袋をゴミ収集車に投げ込んでいく作業が延々と続くため、筋力と体力が無いとやっていけません。

紙類や生ごみ、ビンなど、重いゴミを集めるのは大変です。
普段から筋トレしておかないと酷い筋肉痛に悩まされるかもしれません。

２．気候や天気によって辛い時も

ゴミ収集の仕事は当然外でおこなわれます。

夏の炎天下での収集作業は、照りつける太陽と、強烈な照り返しとの闘いとなります。大量の汗をかきますし、熱中症のリスクもあります。常に気を付けて業務にあたらなければなりません。

冬は逆に寒空の下での作業となるため、手のかじかみや体の冷えに気を付けなければなりません。空気が乾燥しているため、風邪にも注意です。雪が降ればその分作業も難航します。

季節問わず、大雨や強風の日も大変です。
ゴミ収集の仕事は天候や季節、天気に大きく左右される仕事なのです。

３．臭いや汚れが気になる

ゴミといえば、やはり目を逸らしてはならないのが、その臭いと汚さです。
「ゴミ」ですから、当然です。

夏場の生ごみの臭いや、おむつ、長年放置していた食品など、強烈な臭いを発するゴミの臭いで吐き気を催したり、勝手に涙が出てきたりする人もいます。

また、綺麗好きな人、潔癖症の傾向がある人は、ゴミの汚れが自分についてしまうことが耐えられないでしょう。そもそもゴミというものに触れることさえ嫌だという人もいます。

４．非常識なゴミへの対応

各家庭での分別にある程度委ねられる家庭ゴミですが、中には分別がちゃんとできていない、ルールを無視した棄て方をする家庭もあります。
あるいは、どう見ても家庭ゴミとは思えないようなゴミ（有料で回収する必要があるようなもの）を普通ゴミとしてしれっと出す家庭もあるかもしれません。
このような非常識なゴミへの対応にうんざりしてしまい、辞めたいと思う人もいます。

５．給料が上がりにくい

ゴミ収集の仕事は、キャリアアップ、ステップアップにはあまり向いていません。
なぜなら、役職というものがほとんどなく、昇進や昇給のチャンスが少ないからです。

残業も無く休日出社も無いゴミ収集の仕事は、特別手当がつきにくく給料が足りないと感じる人も多く、それゆえに「やっていけない」と退職を考える人が後を絶ちません。

ゴミ収集の仕事を辞めるためには

ゴミ収集の仕事を辛い、しんどいと思い、辞めたいと考えたら、どのような行動を取れば良いのでしょうか。
ゴミ収集の退職方法をお教えします。

直属の上司やマネージャーに伝える

ゴミ収集の仕事を辞めるためには、まず直属の上司、もしくはエリアマネージャーやチーフなど、自分の上に立つ人に直接退職したい旨を伝えましょう。

伝えるタイミングは、会社の規定を確認して、ルールにのっとって余裕を持って設定してください。「退職希望日の1ヵ月前までに申し出ること」というルールならば、1ヵ月以上前に伝えるのがマナーです。

ゴミ収集の仕事は、多くの社員が同じ業務に当たっていることから、引継ぎの必要が無いケースも多いです。ただ、自分しかできない仕事、引継ぎの必要がある仕事を請け負っている際には引継ぎのスケジュールを立てて、きちんと後任にバトンを渡しましょう。

言い出せない・辞めさせてもらえない場合は退職代行の利用がおすすめ

人手不足で余裕がない職場で「辞めたい」と言い出せない、辞めたいと言ったのに上司が認めてくれない、仕事がしんどすぎて余裕を持って伝えるのではなく「今すぐ」辞めたい、など、何らかの事情で自分から退職の意向を伝えられない場合は、退職代行の利用がおすすめです。

退職代行は、依頼者に代わり退職の意向を職場に伝えてくれるサービスです。
引き止めにあっていても、即日の退職を希望している場合でも、スムーズに退職できるのが特徴です。

自分に合わない環境で無理して働き続けていると、いずれ心身を壊してしまう恐れがあります。そうなる前に、退職代行を頼ってみるのも良いかもしれませんね。