仕事を辞めたいけどお金がない・・・6つの解決方法

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仕事を辞めたいと思っても、十分な預貯金が無かったり、次の職場が決まっていなかったりすると、お金の問題でなかなか辞められません。

それでも仕事を辞めたい!もうこれ以上は続けられない!と思ったらどうしたらいいのでしょうか。
我慢して働き続けなければならないのでしょうか。

そうは言っても辛さを抱えたまま働き続けるのは容易なことではありません。
今回は、そんな「お金は無いけど仕事を辞めたい」という方のための解決方法をお教えします。

仕事を辞めたい!でもお金が無い!

仕事を辞めたいけれど、お金が無い!!
という方は少なくありません。

  • そもそも薄給でほとんど貯金ができずに毎日カツカツの生活を送っている
  • 独身貴族で稼いだお金は湯水のように使ってしまい貯金が無い
  • 家族が病気になり大金が必要になってしまった

など、お金が無い事情は人それぞれです。

人は、お金が無ければ生活できません。
生活するためにはお金が必要で、お金を稼ぐためには働かなければなりません。

しかし、その「働く」場所が自分に合わずに「辞めたい」と強く思ってしまったら辛いですよね。

お金は無い、でも仕事は辞めたい……そんなジレンマに苛まれるのはとても苦しいことです。

お金が無い状態で退職して困ること

お金が無い中で仕事を辞めてしまうと、具体的にどのようなことで困るか、整理してみましょう。

生活費

最もイメージしやすいのが生活費です。
生活するためにはお金が必要です。

家賃、光熱費、通信費、食費……
少なくともこの4つは絶対に必要です。

収入が途絶え、貯金も無いと、これらの生活費が足りなくなり非常に困ったことになります。

税金・保険料

意外と盲点なのが税金と保険料です。
所得税や住民税などの税金や、保険料などは、前年の収入金額で決まります。

つまり、無収入の状態であっても、前年の収入額が高ければ高額な税金や保険料を請求されるのです。

転職費用

お金を稼ぐためには働かなければなりません。
働くためには就職活動(転職活動)をしなければなりません。

しかし、この就職(転職)のためにもお金がかかるのです。
交通費、履歴書の購入費用や郵送費用、必要があればスーツ代など、何かとお金がかかるため、貯金が無いと次の仕事を見つけることすらできないという事態に陥ります。

お金が無いけれど仕事を辞めたい時の解決方法

お金が無い……でも仕事を辞めたい!という時にできる対処法、解決法を6つご紹介します。
可能な限りお金を手にして、安心して次の仕事を見つけられるように工夫してみてください。

1.ボーナスを受け取るまでは頑張って働き続ける

辞めたいと思っている仕事がボーナス支給のある仕事であれば、せめてボーナスが出るまでは頑張って働いて、ボーナスを受け取ってから退職しましょう。

ボーナスの金額が非常に低かったり、そもそもボーナスが出ない仕事であればそこまで待つ必要はありませんが、月給1ヶ月分以上出るようであれば、我慢して働き続ける意味があります。

2.副業やアルバイトで稼ぐ

お金が無いなら稼ぐしかありません。
しつこいようですが、稼ぐためには働かなければなりません。

働いている職場が副業OKならば、積極的に副業やアルバイトで稼いでおきましょう
副業禁止ならば、退職してから次の仕事が決まるまでの間、とにかくすぐに何らかの方法でアルバイトを見つけて働きましょう。

3.節約して支出を減らす(生活費を見直す)

お金を増やすのではなく、出費を減らすという方法もあります。
無駄な出費が無いかどうか見直してみてください。

例えば、スマートフォンを格安スマホに切り替えたり、外食ばかりの生活から自炊生活に切り替えたり(慣れていないと外食よりもお金がかかることもあるので注意!)、他にも節約できるところが沢山見つかるかもしれません。

4.在職中に転職活動を進めて転職先を決める

収入を途切れさせないために、次の仕事は在職中に探しておくのがベストです。
忙しすぎて転職活動ができないという方もいらっしゃるかもしれませんが、できれば有給を活用して密かに転職活動を進め、新しい仕事が決まってから退職するのがおすすめです。

5.減税制度を利用する

  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • 住民税

これらの税金や保険料は「失業等による特例免除」を受けることができます。
お金が無い状態で仕事を辞めると困ることとして、税金や保険料について触れましたが、実は収入が無い状態であることが証明できれば特例で免除されることもあるのです。

市役所や町役場など、自治体の役所で相談してみてください。

6.給付金や手当を受ける

仕事が無くなると失業保険がもらえる、というイメージがあるかもしれませんが、自己都合で退職し、健康で働ける状態でありながら仕事が見つかっていないという条件を満たせば失業保険が得られます。

申請先は役所ではなくハローワークで、離職票や退職証明書の提出が求められるため、必要書類を持って訪れましょう。

他にも、傷病手当(病気や怪我により働けなくなった場合)や、求職活動支援費(面接に行く際の交通費他必要経費を支給してくれる)など、様々な種類の給付金や手当があるため、まずハローワークで自分がどんな給付金を得られるのか確認してみてください。

ものによってはハローワークではなく市区町村の役場で申請するものもありますが、まずはハローワークで相談して指示を受けましょう。

支出を減らして収入を増やすために色々工夫しよう

仕事を辞めたいけれどお金が無い……そんな悩みを抱えていても、無理して嫌な仕事を続ける必要はありません。

失業保険や税金・保険料の免除制度もありますし、必要な申請をおこなえば「なんとかなる」ような社会の仕組みが出来上がっています。
とにかく役所やハローワークなどで相談して、受けられる支援を受けて新しい仕事を探しましょう。

また、個人的にも支出を減らして収入を増やす工夫をおこなうことで、お金を増やしていけます。
転職先を在職中に見つけられれば収入を途切れさせずに新しい仕事に乗り換えることも可能です。

「お金が無い」は退職できない理由にはなりません。
自分で工夫したり、頼れるところを頼って、勇気を出して行動を起こすようにしましょう。

まとめ

  • お金が無い退職したい時の対処法としては、ボーナスを受け取るまで我慢したり副業を行うことがあげられる
  • 出費を減らす方法としては、節約や減税制度を利用して支出を減らす等がある
  • お金が無いことは退職できない理由にはならない