接客業が辛くて辞めたい・・・そんな時の対処方法

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接客業というと、しんどい、辛い、というイメージがつきものです。
その背景には、「対人」の仕事で高いコミュニケーションスキルが求められることがあります。また、立ち仕事が多いイメージも接客業は辛いという印象に繋がっています。

今回は、接客業が辛くて辞めたくなった時の対処方法について解説していきます。

接客業は体力的にも精神的にも辛い仕事!?

積極業は決してラクな仕事ではなく、辛い仕事というイメージが強いですが、本当のところはどうなのでしょうか。

実際、接客業の離職率は決して低くなく、しんどさや辛さを感じて退職する人もいます。
その理由を6つにまとめてみました。

1.不特定多数の顧客とのコミュニケーションに疲れる

接客業は、その名の通り「お客様の対応をする」仕事です。
多くの接客業で、不特定多数の顧客とコミュニケーションを取らなければならず、人見知りの人や、コミュニケーションに自信の無い人にとってはかなりストレスフルとなります。

また、初対面の顧客の相手をするにあたり、相手の性格や好みが読めない中で、どのような対応が最適なのか常に探らなければならないのも大きな心的負担となります。

2.理不尽なクレームを受けることも

接客業は、最も顧客の近くにいる立場で働いています。
そのため、顧客のクレームを受けるのも接客業のスタッフとなることが多く、時には理不尽なクレームに戸惑うこともあります。

あまりにも身勝手すぎるクレームや、嘘をでっちあげて割引や無料サービスを強要するようなクレームなど、モンスタークライアントの相手をしなければならないこともあり、これが大きなストレスとなります。

3.シフト制で休日が定まらない

接客業は、飲食店やアパレルを始めとする販売系の仕事が多いため、土日祝日など、一般の会社員たちが休みとなる休日が忙しくなります。
基本的に仕事はシフト制で、平日に休みを取る職場が多いですが、この休みも「毎週○曜日」といった具合で定まっていないことが多いです。

休日が定まらないと、休みの日の計画を立てにくく、プライベートを充実させ、リフレッシュするのが難しくなります。
また、土日祝日が休みの友人と予定を合わせるのも困難になります。

4.給料が低い

業種や雇用形態などにもよりますが、接客業は一般的に給料が低めだと言われています。
経ちっぱなしで休日も定まらず、接客ストレスを感じながら働くという大変な仕事の割に、もらえる給料が少ないという声は多く上がっており、これが嫌になる原因のひとつともされています。

5.立ちっぱなしの接客業は体力的にしんどい

座って顧客対応する接客業もありますが、立ちっぱなしの接客業の場合は体力的にも相当ハードです。
特に高級アパレルブランドなどで、高いヒールを履いて接客しなければならないといったような環境だと、足への負担が大きく、中には健康を害してしまう人もいます。

6.人手不足で超多忙な職場が多い

接客業は、忙しいイメージが強いですが、必要とする人手が多い分、常に人手不足に悩まされています。
人手が足りないと、当然ひとりにかかる負担が大きくなり、忙しくなります。

やることが多く、超多忙な中働かなければならず、体調を崩したり精神的にしんどくなったりする人が後を絶たない職場もあります。

接客業が辛くて辞めたいと思った時に考えたいこと

接客業が辛い、しんどい、と思って辞めたくなったら、勢いに任せて退職する前に次の4つのことを考えてみてください。

1.一時的な感情なのか常に辞めたいと思っているのか

「辞めたい!」という感情が一時的なものなのか、それとも常日頃から「もう辞めたい」と思っているのか、冷静に考えてみましょう。

例えば理不尽なクレーマーに遭遇して「もう嫌だ!辞めてやる!!」と思った場合、これは衝動的なものかもしれません。こういったストレスが度重なることで慢性的に「辞めたい」想いが強くなっていることもありますが、一時的に感情が昂って「辞める!!」と思っている時に勢いで退職するのは少々危険です。

逆に、常日頃から接客業の辛さを感じて「早く辞めたい」と考えている場合は、退職についても真剣に検討して良いでしょう。

2.働き方を自分で調整できないのか

辞めたい理由が「忙しすぎて自分の時間が取れない」といったものであれば、働き方を調整できないのか考えてみてください。
店長やマネージャーなどの上長に相談して、シフトを減らしてもらったり、時間帯をずらしてもらったり、そういった調整ができれば解決できるかもしれません。

3.誰かに相談して解決できないのか

接客業を辞めたい!という気持ちを誰かに話せるかどうか、相談できる人はいないかどうか、考えてみてください。
同じ職場の同僚や上司などでなくても、家族や友人でも構いません。

自分の気持ちを吐き出して「もう辞めたい」と話すことで、気持ちの整理ができます。
また、話し相手、相談相手のアドバイスによって自分の気持ちや自分がすべきことが見えてくることもあります。解決策が見つかれば、そのまま仕事を続けても良いですし、退職するという選択肢が最善という結論に至ることもあるでしょう。

4.退職したとしてその先はどうするのか

接客業の仕事を辞めて、その後はどうするのか、ということも考えましょう。
そもそも、接客業が全てダメなのか、業種や働き方を変えればまた接客業でも良いのか、それにより、次の仕事の選び方が変わってきます。

自分がなぜ辞めたいのか整理して考え、辞めた後はどんな仕事ならできるのかしっかりと考えましょう。

接客業を辞めたい時の対処法

接客業を辞めたい時の対処法としては、次の4つをご紹介します。

1.一時的な疲れや感情によるものであれば休みを取ってリフレッシュする

仕事が忙しいと、誰もが仕事を辞めたくなります。
ストレスが溜まっていれば、なおさらです。

こういったネガティブな感情は、案外リフレッシュすることで解消されて「また頑張ろう」と思えるものです。

一時的な疲れや感情によって「辞めたい」と思っているようならば、思い切って休みを取ってリフレッシュしてみてください。
ひとりで家でのんびりするのも良いですし、小旅行へ出かけても良いです。温泉にゆっくり浸かったり、美味しいものを食べたり、好きな映画を観たり、自分に合った方法でリフレッシュできれば気持ちが切り替わるかもしれません。

2.働き方を変えられるようならば変えてみる

あまりにも忙しく心身が持たないと思ったら、働き方を変えられないかトライしてみてください。
シフトの調整をしてみたり、後輩や同僚に頼れるものは頼ってみたり、あまりひとりで抱え込みすぎずに時には誰かの力を借りて、無理が出ないような働き方を模索してみましょう。

働き方を変えることが難しい、不可能、という場合には本格的に退職を考えると良いです。

3.退職する場合は次の仕事について考えてから退職に踏み切る

接客業を本当に退職する場合は、できれば次の仕事を見つけてから退職した方が良いです。
勢いで退職してしまって、「その先」が何も決まっていないと、自分が困ったことになります。

転職先が決まっていなくても、せめてどのような仕事に就きたいのか、どのような仕事を探すのか、という方向性だけでも決めてから退職しましょう。

4.即日退職したいほど追い込まれていたら退職代行を利用する

ある日突然、糸が切れたように「もう無理。仕事、行けない」と思うことがあります。
心身共に限界で、かなり切羽詰まった状態です。

ここまで追い込まれてしまったら、退職代行の利用がおすすめです。
依頼者に代わって職場に退職の意向を伝えてくれる代行サービスですが、職場へ行かなくても、職場と一切連絡を取らなくても、辞めることができます。

本来は、余裕をもって退職の意向を伝え、引継ぎなど退職の準備を進めなければなりませんが、退職代行を使えばあっという間に辞められます。

今すぐ辞めたい!というほど大変な状況であれば、是非相談してみてください。

まとめ

  • 接客業は給与が安くシフト制で重労働であり顧客がらみのストレスもある仕事
  • 衝動的に退職するのは良くない
  • 今すぐやめたい場合は退職代行を使えばあっという間に辞められる