美容師を辞めたい!おすすめの伝え方

美容師を辞めたい!おすすめの伝え方

おしゃれで華やかなイメージが強い美容師という仕事ですが、実際は過酷な重労働とストレスにより辞めていく人が多い職業でもあります。

憧れの美容師になったものの、辞めたい!という思う人は少なくありません。
その理由と、辞めたいと思った時の対処法、伝え方などについて解説していきます。

美容師を辞めたくなる5つの理由

美容師を辞めたいと思う人は、どのような理由でそう思うのでしょうか。
忙しさや待遇の悪さ、そして接客業ならではのストレスが挙げられます。

ひとつひとつ見ていきましょう。

1.アシスタント期間が長い

一人前の美容師(スタイリスト)になるためには、アシスタント期間に修行を積まなければなりません。
美容業界のアシスタントは、会社やサロンによって異なりますが、一般的に3年ほどと言われており、かなり長いのが特徴です。

アシスタントのうちは、とにかく毎日同じ作業をルーティーンで繰り返し、美容師としての腕を磨きます。
シャンプー、マッサージ、トリートメント、掃除、接客など、華やかなスタイリング以外の雑務が中心となり、やりがいを見出せなくなる人が多いです。

カットやパーマ、カラーリングなどは、実際のお客様ではなく、モデルやマネキンを使っての練習が必要となり、この練習時間には給料が発生しません。レッスンや研修も多いですが、これにも当然給料は発生せず、場合によってはレッスン費や研修費を払わなければならないこともあります。

自分がやりたかったこと、夢見た美容師の仕事とかけ離れたことをし続けなければならないアシスタント期間に「辞めたい」と思う人は少なくありません。

2.仕事量に見合った収入が得られない

アシスタント期間中には給料が低く、給料が発生しないレッスンや研修も多いですが、晴れてスタイリストとなり一人前になってからも、残念ながら給料は劇的には上がりません。

美容師の収入はピンキリです。
売れっ子のカリスマ美容師であれば、かなりの高給取りとなりますが、そうではないごく一般的な美容師の平均収入はそれほど高くないのが現実です。

不定休で、遅い時間まで働き、シャンプーやマッサージなどはかなりの重労働となる美容師ですが、その仕事量と収入のバランスが取れていないことが多く、稼ぎが少ないと感じている美容師が多い傾向にあります。

3.手荒れや腰痛などの健康被害

シャンプーやカラー、パーマ液による手荒れ、そして腰をかがめてのシャンプーやマッサージによる腰痛など、美容師は身体を酷使する仕事です。

もともとの体質により、手荒れが出る人と出ない人がいますが、酷い人はドクターストップがかかるほど肌が荒れてしまい、泣く泣く美容師を辞めるということもあるようです。

中には「美容師が手荒れしない肌に優しいシャンプー」や「自然由来の天然素材を用いたカラーリング」などを掲げて、それを売りにしている美容室もあります。
そういったところで仕事ができれば良いのですが、そうでなければ健康被害と向き合う覚悟が必要になります。

4.休日が不規則で十分に取れないことも

美容室やサロンを訪れる人の多くが、平日は働いていて、土日や仕事終わりに利用します。
そのため、美容師の仕事は土日や夜遅い時間に集中することになります。

平日に不定休を取りますが、これも急な予約対応などで潰れてしまうことが多く、十分に休みが取れず激務を強いられる美容師が少なくありません。
連休なんか何年も取っていない、という声もよく聞かれますが、それだけ多忙な美容師を辞めたいと思うのも無理ないことなのかもしれません。

5.接客業ならではのストレス

美容師は接客業です。
不特定多数のお客様とコミュニケーションを取らなければなりません。

特に、ある程度長い時間、お客様とマンツーマンで過ごし、その中で会話を展開しなければならないという特徴がある美容師の仕事は、高いコミュニケーション力が求められます。

人と関わるのが好き、お客様との会話は全く苦にならない、という人には向いていますが、シャイで話すのが苦手……という人には向いていません。

向き不向きだけでなく、モンスタークライアントの存在や、憂鬱なクレーム対応など、接客業ならではのストレスが大きい職場であることは間違いありません。

美容師を辞めるかどうするか迷ったら

美容師を辞めたい!と思ったら、その感情のまま辞めてしまっても良いのか、それとも踏みとどまった方が良いのか、どちらでしょうか。
辞めたいけれど、本当に辞めてしまっていいのか迷ったら、次のことを考えてみましょう。

アシスタント期間中ならば将来を見据えて

辞めたい!と思ったのがアシスタント期間中ならば、「なぜ」辞めたいのか、よく考えてみましょう。
雑用ばかりで苦痛、給料が低い、自分のやりたいことができない、忙しい……色々な理由があると思います。
これらの理由について、アシスタント期間だからそうなのか、それともスタイリストとして一人前になっても将来が変わらないのか、考えてみてください。

アシスタント期間ならではの理由で「辞めたい!」と思っているならば、その期間が終わるまでは頑張ってみるというのもひとつの選択肢です。

ただ、

  • もう3年以上アシスタントを続けているのに一人前になれる兆しが全くない
  • 技術を磨けるような仕事がひとつも無く、掃除などのただの雑用しかやらせてもらえない
  • 先輩やマネージャーに何か教えてもらおうと思っても無視される

といったことが「辞めたい」理由になっている場合は、退職するか、他の美容室やサロンに転職した方が良いです。

健康被害に悩んでいる場合は医師に相談してみる

手荒れや腰痛など、美容師ならではの健康被害に悩み辞めようかどうしようか悩んでいる場合は、医師に相談してみてください。

ケア用品や薬を処方してくれたり、診断書を出してくれたり、何らかの対処をしてくれます。診断書があれば、健康被害の原因となっている作業をしないように相談することもできます。

美容師という仕事そのものを続けたいと願っていない場合は、健康被害を理由にすれば辞めやすくなりますが、美容師を続けたいけれど健康被害で続けられない……と悩んでいるのであれば、医師や上司、マネージャーなどに相談してから考えましょう。

ストレスが大きく心身が辛いと感じたら辞めるか職場を変えるのが良い

接客のストレスや、多忙による疲れなどにより、心身がしんどいと感じているならば、その職場からは離れた方が良いです。

美容師という職業そのものを辞める必要は無いかもしれません。
自分が「辞めたい」と考える理由が「美容師という職業」に起因するのか「今の職場」に起因するのか、どちらか考えてみてください。

職場に原因があるのであれば、美容師は辞めずに、他の美容室やサロンに転職するのがおすすめです。
美容師という仕事に原因があるのであれば、美容師そのものを辞めるという選択肢も視野に入れましょう。

美容師を辞める際の上手な伝え方5選

美容師を辞める(あるいは勤め先の職場を辞める)際には、どうやって伝えたら良いのでしょうか。
円満に退職するためのポイントを5つにまとめました。

1.繁忙期は避けて伝える

美容室の繁忙期は卒業式がおこなわれる3月と、初詣や成人式がある1月と言われています。
お店によっても繁忙期は異なりますので、自分の職場の繁忙期がいつなのか考えて、忙しくない時期に退職したい旨を伝えましょう。

伝える相手は、直属の上司がいればその人に、いなければ店長あるいはマネージャーなど、お店のトップになります。

2.退職日までは半年から1年ほどの余裕を持つ

どの会社でもそうですが、「辞めます」と伝えた翌日から辞めるというのは非常識と言われています。
円満に退職するためには、退職したいと考えている日まで半年から1年ほど余裕を持って伝えましょう。

もし固定のお客様がついていれば、その引継ぎをおこなう必要がありますし、その他の業務も引き継がなければならないため、これくらいの余裕があった方が安心です。

半年が難しいならば、2ヵ月前か、どんなに遅くとも1ヶ月前までには伝えるようにしましょう。

3.ポジティブな理由かやむを得ない理由を伝える

「辞めたい」と伝える時には必ず理由が必要になります。
この理由としては、ポジティブなものか、やむを得ないものをチョイスするのが良いです。

ポジティブな理由としては、技術を磨くため、新しい技術を身に付けるため、自分がやりたいことができる環境を見つけたから、外国で修行を積みたいから、などが挙げられます。

やむを得ない理由としては、健康被害(手荒れや腰痛など)、体調不良、家庭の事情、引っ越し、介護、結婚、出産などが挙げられます。結婚や出産などはでっちあげることはできませんので、現実的なものとしては健康被害や体調不良といった体調に関する理由が良いでしょう。
あるいは引っ越し、家庭の事情なども良いかもしれません。

4.勤務先に対する不満は言わない

辞めたい理由を伝える時に、勤務先への不満は言わないよう注意しましょう。
相手に嫌な思いをさせてしまうということもありますが、それだけではなく、例えば「待遇が良くない」と言ったら「じゃあ給料を上げるから残ってくれ」など交換条件で引き止められてしまう恐れがあるからです。

もし「給料が上がるなら残ってもいいかな……」と思っているのであれば、不満を伝えても良いかもしれませんが、引き止められたくないという方は絶対に不満は漏らさないように気をつけてください。

5.感謝の気持ちを伝える

円満に退職するためには、感謝の気持ちを伝えるのが一番です。
「お世話になりました」
「色々と良くしていただきありがとうございました」
「沢山のことを学ばせていただきました」
「美容師としても、人間としても、成長させていただきました」
など、感謝の想いを言葉にして伝えましょう。

心身に余裕が無く切羽詰まっているなら退職代行の利用がおすすめ

円満退職のポイントとして「繁忙期は避ける」ことや「半年から1年の余裕を持って退職日を設定する」ことを挙げましたが、中にはそんな余裕は無いという方もいらっしゃるでしょう。

このまま勤め続けていたら心身がもたない!
もう明日から働きたくない!
これ以上は無理!限界!!

そんな方には、退職代行の利用をおすすめします。
退職代行は、依頼者に代わって退職の意向を職場に伝え、退職の手続きのお手伝いをするサービスです。

職場に行かずに、連絡も取らずに、スムーズに退職できますし、即日退職にも対応しているため、「今すぐ辞めたい!」を実現してくれます。

切羽詰まっている方や、職場に「辞めたい」と伝えられずに悩んでいる方は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 美容師は下積み期間が長く体を酷使し給与も高くない仕事である
  • 接客業なので人間関係も悩みとなる
  • 一刻も早く仕事を辞めたい場合は退職代行サービスを利用