仕事を辞めたい・・・退職したいと思った時に仕事のモチベーションを上げる方法

仕事を辞めたい・・・退職したいと思った時に仕事のモチベーションを上げる方法のキャッチ画像

生きていくためには働かなくてはなりません。
働かなければお金が得られず、お金がなければ生きていけないので、私たちは仕事をするのです。
しかし、生きるためとはいえ、仕事を辞めたいと思う事もあるでしょう。
誰しも一度は「会社に行きたくないなぁ」とか「仕事、辞めたいなぁ」と思った事があるのではないでしょうか。
一時的なものなのか、本当に心から転職を考えるのか、その深刻度は様々です。実際に退職に踏み切る人もいれば、辞めたいと言いながらもずっと同じ職場で働き続ける人もいます。限界を超えて無断で欠勤を続けて解雇処分になってしまうという悲しいケースもあります。
今回は、仕事を辞めたくなる理由に着目し、辞めたいと思った時に仕事のモチベーションを上げる方法を考えてみました。
また、モチベーションを上げる方法を実践してもやはり辞めたいと確信した時に会社に退職したい意向を伝える方法についてもご紹介いたします。

仕事を辞めたくなる理由

まず、仕事を辞めたくなる理由から見てみましょう。
自分自身に原因がある場合と、対人関係に原因がある場合と、会社そのものに原因がある場合があるようです。

理由①給料に不満がある

給料が低い事は、仕事を辞めたい理由の中でもトップ3に入る理由です。
勤務時間や残業時間と照らし合わせて、働いた時間に対する賃金が低いと感じると、仕事を辞めたくなります。
特に時給換算で計算して1,000円を下回ると「アルバイトよりも低い」と感じて仕事へのモチベーションが一気に下がる傾向があります。
基本給だけでなく、ボーナスの有無やその金額も大きく影響します。

理由②勤務時間に不満がある

勤務時間や勤務日への不満も、仕事を辞めたい理由のトップ3にランクインします。
シフト制で土日にも仕事が入り友人と遊べない、夜勤と日勤が不規則に入れ替わり体力的にしんどくなってしまった、残業が多く平日はほとんど自分の時間が持てず睡眠時間も十分に確保できない、など、自分のペースで働けない事がストレスとなり「辞めたい」と思うようになります。
特にサービス残業で、残業代が出ないのに長時間働かせるような職場だと、辞めたくなるのも無理ないでしょう。

理由③人間関係

人間関係も「辞めたい」理由の上位にあがります。
陰湿ないじめがある、酷い嫌がらせを受けた、など深刻なものから、なんとなくウマが合わない人がいる、同僚たちと話題や趣味が合わず肩身が狭い、など比較的軽いものまで、その理由は様々です。
一緒に働く仲間たちは仕事をしていく上でとても大事な存在です。
彼らとの関係性を上手く築いていけない際には仕事を辞めたくなるものです。

理由④パワハラやセクハラ

上司や同僚などからのパワハラやセクハラも「辞めたい」理由になります。
「人間関係」という言葉だけでは片づけられないような問題で、ハラスメントに関してはきちんと人事部に事情を話して、加害者に何らかの制裁を与えるべきと言えるでしょう。
上手くいけば加害者を会社から追い出す事もできるので、安易に「自分が退職すれば・・・」と思わずに勇気をもって戦ってみる事をおすすめしますが「辞めたい」と思う気持ちも無理ありません。

理由⑤仕事内容に不満がある・やりがいを感じられない

仕事内容に不満があったり、やりがいを感じられなかったりした時にも、その仕事を辞めたくなります。
就職活動の時点では具体的な業務内容まで見えてこない会社が少なくありません。
実際に仕事が始まると、いつまで経っても雑用のような仕事ばかりだったり、毎日同じ仕事のルーチンだけだったり、面白さを感じられない、やりがいを感じられない、というケースもあるのです。
つまらない仕事、やりがいを感じられない仕事を繰り返す日々に嫌気がさすと、その仕事を辞めたいと思うようになります。

理由⑥会社の中で正当に評価されていない

会社から正当に評価されていないと感じた時にも仕事を辞めたくなります。
一生懸命がんばって働いているのに、いつまで経っても昇進できない、給料も上がらない、それどころか上司からねぎらいの言葉ひとつない・・・これではモチベーションが上がらないもの無理ありません。

理由⑦社風が合わない

会社の方針や、社風が合わない事も、仕事を辞めたい理由のひとつになり得ます。
例えば、会社の恒例行事として年に何回かほぼ強制参加のイベントをおこなっていたり、行きたくもない飲み会がしょっちゅう開催されたり、という事も意外と辞めたい理由になるのです。


理由⑧会社の将来が不安

会社の業績を見て、将来性に不安を感じた時も、辞めて転職しようかな、と思います。
このままずっと同じ会社に勤め続けても、今後伸びていく期待ができず、自分自身の給料などにも不安を感じれば、より安定感のある会社か、あるいは将来成長が期待できるような会社に乗り換えようと思うようになります。


理由⑨他にやりたい事が見つかった

他にやりたい事が見つかった、夢が見つかった、というポジティブな退職理由もあります。
この場合、会社に不満があるわけではなく(不満があるケースもあるかもしれませんが・・・)より優先したい事ができたという理由になるため、退職の意向を伝える際にも伝えやすく、角が立たず円満に退職できる事が多いです。


理由⑩そもそも働きたくない

最後に「そもそも働きたくない」というどうしようもない理由も挙げておきましょう。
この理由はもうどうしようもありません。
「働かざる者食うべからず」という言葉もありますので、生きていくために頑張って働きましょう。

仕事のモチベーションを上げる方法

様々な理由で辞めたいと思ってしまった時に、もうひと踏ん張りして仕事のモチベーションを上げられたら、やる気が出て辞めたいとは思わなくなるかもしれません。
そのモチベーションを上げる方法をご紹介いたします。

方法①仕事をテーマにした書籍や映画、ドラマなどでモチベーションアップ

最も手っ取り早いのは、仕事術やビジネススキルなどをテーマにした書籍を読んだり、仕事にまい進する人々の姿を描いた映画やドラマなどを観たりして、モチベーションを上げるという方法です。
人は意外とこういったメディアの影響をすぐに受けるものです。
仕事に情熱を注いでがんばっている人々の姿を見れば「自分もがんばろう」と思えるかもしれません。

方法②目標を決めてがんばってみる

今いる会社で働いている中で実現できそうな目標を立てる事も、モチベーションを上げるのに有効です。
仕事そのものに関する目標でも良いですし、目標金額を設定して貯金してみるというのも良いでしょう。
例えば「500万貯まったら退職して世界一周旅行をしよう」など、楽しいご褒美つきの目標を設定すると、ますますモチベーションが上がります。

方法③思い切って中長期休暇を取ってみる

会社と自宅を往復する日々で参ってしまっているならば、思い切って中長期的に休暇を取ってリフレッシュするのが効果的です。有給休暇を活用しても良いですし、休職という形を取っても良いでしょう。
たっぷり休むと心身が回復して、気付けば何もしていないのに仕事へのモチベーションが上がっているという事も期待できます。

方法④会社の中に良いライバルを見つける

同じ環境で働いている仲間の中に、ライバルを見つける事も、モチベーションアップ効果があります。
ただ敵対視するのではなく、ライバルの存在が良い刺激となって自分自身もスキルを身に着けて成果を上げようと思えるような人を見つけるのがポイントです。
ライバル宣言をするも良し、宣言はせずに心の中だけでライバルにするも良し、仕事にハリが出てやる気も出てくるはずです。

方法⑤身近な人に意見を求める

家族や友人、信頼できる上司など、身近な人に相談するのも良い手段です。
客観的に自分が置かれた状況を見てくれる人の意見はとても貴重です。自分では思いもよらなかった視点で意見をくれる事でしょう。
その意見は「退職すべき」というものかもしれないし「今のまま頑張ってみるべき」というものかもしれません。
鵜呑みにはせずに、あくまでも第三者の意見だと理解し、自分自身を客観視するための意見として受け止めましょう。

モチベーションが上がらず退職したい時の伝え方

モチベーションを上げる方法を色々試してみたけれど、それでもやはり仕事を辞めたいという思いが消えず、退職する事を決意したら、それを会社に伝えなければなりません。
退職したいという意向を会社に伝えるのは気楽にできる事ではありません。
上司に嫌な顔をされるかもしれない、辞めさせてくれないかもしれない、嫌味を言われるかもしれない・・・など様々な不安が襲います。

なるべく円満に角を立てず、退職したいという意思を伝える際のポイントをまとめました。

伝え方①まず上司にメールでアポを取る

退職の意向を伝える際には、まず直属の上司に伝える事になります。
この際、上司の手が空いている時に・・・などと思っていると、
「今は忙しそうだな・・・」
「もしかしたらクライアントから電話がかかってくるかもしれないし・・・」
「どうも機嫌が悪そうだな・・・」
など、色々と理由をつけて伝えるタイミングを逃しがちです。

また、いきなり面と向かって「お話があります」と伝えるのも、かなりハードルが高いでしょう。

そんな時は、まずメールで上司に「お話があるのですが、お手すきの際にお時間頂戴できますでしょうか」と打診してみるのです。
メールの返信で日時を指定してくれる上司もいれば、直接話す時間の調整をしてくれる上司もいるでしょう。
上司に約束を取り付けてしまう事で、タイミングを逃してしまう事は無くなりますし、躊躇して言い出せないという事も無くなります。

伝え方②退職理由は方便でもポジティブなもの、もしくは致し方ないものを

いざ上司に退職の意向を伝える際には、その理由はなるべくポジティブなものか、致し方ないものをチョイスしましょう。
ある程度の方便は活用しても、角が立たないように配慮する事が大切です。

スキルアップのため、他にやりたい事が見つかったため、家族の引っ越しの都合、自分の体調の都合など、伝えやすいものを考えてみましょう。

ただし、パワハラやセクハラ、社内いじめなどが原因で退職する場合は、それを隠して無難な理由を並べる事なく、きちんと上司に告発すべきです。
真実をはっきりとさせる事により、会社側の対応も変わってきます。

伝え方③引き継ぎについて考えておく

退職したい旨を伝えると、止めてくる上司もいます。
そんな上司に引き留められないために有効なのが、引き継ぎについてきちんと考えておいて、それも上司に伝える事です。
自分が空けた穴をしっかり埋めてくれる人材がいれば、上司も無駄に引き留めたりしません。
同僚や後輩に引き継げる人の目星をつけておく、引き継ぎのための資料を作っておく、自分なりに引き継ぎのスケジュールと退職までの流れも考えておく、などの手を打っておくと良いでしょう。

モチベーションが上がらず退職する時のポイント

  • 退職の意向を直属の上司に伝えるタイミングを逃さないために、事前にアポを取って時間を作ってもらう
  • 退職の理由は基本ポジティブが致し方ないものがよいが、ネガティブなものでもパワハラなどの重大なものは伝えるべき
  • 引き継ぎの用意をすることで、引き止めを防ぎやすい

退職したい事を言い出しづらい方には退職代行サービスがおすすめ

仕事へのモチベーションが上がらず退職すると決めたものの、会社に退職すると言い出しづらいという方は、退職代行サービスを活用すると良いでしょう。
退職代行サービスは、退職希望者に代わって、会社に退職の意向を伝えてくれるサービスです。
自分から上司に退職したいと伝える必要がなく、サービスを利用する時点で会社へ行かなくても済むため、退職する際に発生する変なストレスを感じる事なくスムーズに退職できます。

退職したいと伝える際の理由や、引き継ぎについてなど、上手く考えられなかったり、心理的に上司に言いづらいといった場合には、ぜひ退職代行サービスの利用を検討してみてください。
 

まとめ

  • 辞めたいと思った時には身近な人に相談する
  • 辞めたいと思わないように仕事のモチベーションを上げる
  • 退職したい事を言い出しづらい方には退職代行サービスがおすすめ